レッド・ファミリー | <ムービーナビ> by映画コーディネーター・門倉カド

<ムービーナビ> by映画コーディネーター・門倉カド

観たい映画に迷った時は、このムービーナビをご活用下さい。現在公開中の映画の中から、目的や好みに合わせた映画を探せます。

※「声に出して読みたい映画のセリフ in 2018」 4月8日発売♪

本当の“家族”とは・・・?心を揺さぶる衝撃のラスト。


2014年10月4日公開
監督:イ・ジュヒョン 出演:キム・ユミ ソン・ビョンホ 他


【賛否両論チェック】
賛:見せかけだけだった偽物の家族が、次第に本物の“家族”になっていく様が見事。予想を裏切る衝撃のラストも、感動をより際立たせる。
否:予告編とは異なり、思いのほかシリアス。グロシーンも結構あり。


ラブシーン・・・なし
グロシーン・・・殺害シーンなど結構あり
アクションシーン・・・あり
怖シーン・・・雰囲気は少しだけ怖いかも


 韓国映画。韓国国内で、家族を演じる北朝鮮工作員達の姿を描きます。


 韓国で暮らす、1組の家族。母・スンヘ、夫・ジェホン、祖父・ミンシュク、娘・ミンジの4人は、絵に描いたような幸せな家族。しかしその正体は、韓国軍の情報を収集したり、脱北者の暗殺を行う、北朝鮮の工作員“ツツジ班”。一歩家に入ると、班長のスンヘの厳しい鉄拳制裁の下、日々任務にあたっていました。4人は全くの赤の他人同士てすが、それぞれ最愛の家族を人質に取られており、諜報活動をしなければならないという宿命を背負っていました。そんな彼らの隣りの家には、ミンジの同級生・チャンスの一家が住んでいました。チャンスの家は、浪費家の母といい加減な父が、いつもケンカばかりしていましたが、本音でぶつかり合える家族の存在を、ミンジ達は時々羨ましく思っていました。しかし、そんなことは、班長のスンヘにはとても言えません。複雑な感情をしまいこんだまま、彼らは今日も暗殺任務を遂行します。


 その日の標的は、脱北した一家。中には幼い赤ん坊も含まれており、スンヘは模範を示すべく、銃口を赤ん坊に向けます。ところが、自らも我が子を北朝鮮に残しているスンヘは、撃つことが出来ず、結局それを陰から見ていたミンジが、心を鬼にして赤ん坊を殺害したのでした。この頃から、冷徹だったスンヘにも、少しずつ変化が現れてきます。一方、ミンジはチャンスと恋仲になりつつあり、ミンシュクはチャンスの祖母と親しくなっていきます。そしてジェホンも、次第にスンヘのことを受け入れるようになっていき、やがて4人は少しずつ本物の家族のようになっていくのでした。


 しかし、幸せな日々も長くは続きません。北朝鮮に残されていたジェホンの妻が、脱北を図って捕まったという情報が、スンヘの下に寄せられます。ジェホンを気遣ったスンヘは、大物を暗殺することで恩赦を請おうと画策。本当のことはジェホンとミンジには伏せ、上層部の指示を得ないまま、脱北した大物軍幹部を暗殺します。ところがこの軍幹部が、実は脱北者を装った北朝鮮の諜報員だったことから、4人は一気に窮地に立たされてしまいます。情報の大事な入手ルートを失った上層部はカンカンで、4人は北朝鮮にいる家族共々殺害されるかと思われました。そんな中、直属の上司“野ウサギ”から告げられたのは、
「隣りの家族を皆殺しにすれば、北朝鮮にいる家族達だけは助けるよう進言してやる。」
というものでした・・・。


 もっとコメディータッチかなと思っていましたが、実際はシリアスかつ重厚なテイストの感動作でした。家族を守るために、ただひたすら偽りの家族を演じるだけだった工作員達が、伸び伸びと生きる隣家の人々と出逢い、少しずつ本物の“家族”になっていく姿に、心揺さぶられます。そして、そんな一瞬の幸せを残酷に引き裂いていく、運命の無情さもまた胸が締めつけられるようです。


 手に針金を通したりなど、結構グロいシーンもありますが、忘れがちな家族のありがたさを痛感出来る感動作といえそうです。


【ワンチャン・ポイント】
※今回はお休みです。


オススメジャンル&オススメ度・・・<感動したい>


本サイトはこちら→ http://movienavi.net/


【追記】
縁あって応援することになりました♪


ミス阪大コンテスト2014ファイナリスト
NO.5
有澤由真さん


是非投票よろしくです★
http://misscolle.com/missosaka2014/vote