ミリオンダラー・アーム | <ムービーナビ> by映画コーディネーター・門倉カド

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野球の知識は不要。夢を見られる幸せと、叶える過程の汗と涙。


2014年10月4日公開
監督:クレイグ・ギレスピー 出演:ジョン・ハム レイク・ベル 他


【賛否両論チェック】
賛:知識は不要。野球を知らなくても充分楽しめる。夢を追いかける全ての人に、希望を与えてくれるストーリーに感動。
否:おう吐物のシーンがあるので、そこだけは敬遠される危険性がある。


ラブシーン・・・少しだけあり
グロシーン・・・おう吐シーンあり
アクションシーン・・・なし
怖シーン・・・なし


 インド初のメジャーリーガー誕生の秘話を描いた、感動の実話です。
 主人公・JB(ジョン・ハム)は、スポーツ選手のエージェント。しかし独立後は苦労の連続で、事務所の家賃もままならない状況でした。そこへ追い打ちをかけるように、大物バスケットボール選手との契約を他のエージェントにさらわれてしまい、JBは窮地に立たされてしまいます。そんなある夜、ふと何気なくテレビのチャンネルを回していたJBは、インドの大衆スポーツであるクリケットの中継を目の当たりにします。偶然にも、その次に回したチャンネルでは、あのスーザン・ボイルのオーディション番組の真っ最中。未知のクリケット選手の投球の様子と、無名だったスーザン・ボイルが喝采を浴びるシーンが、JBの脳内でシンクロし、JBは俄然インドのクリケットに興味を抱きます。
 一見、荒唐無稽な思いつきでしたが、後がないJB陣営は、“ミリオンダラー・アーム”と銘打ち、インド国内で野球選手スカウトのためのコンテスト開催を決定。このコンテストは、上位者2名をメジャーリーグのトライアウトに挑戦させるというもので、JBは早速、最大の投資者・チャンから、1年という期限付きで承諾を取り付けます。
 コンテスト開催のため、早速インド入りしたJB。しかし文化の違いから、ユニフォームも宣伝チラシも、全く準備が進みません。焦るJBの前に、小柄な1人の男・アミトが現れます。彼は、野球不毛の地・インドでは珍しい、大の野球好き。コーチになりたいというアミトを、JBは「ギャラがタダ」という理由で採用します。やがて、アメリカから古株のスカウトマン・レイ(アラン・アーキン)も到着し、インド国内を巡るコンテストが開かれます。ところが、人数こそ多いものの、野球未経験者がほとんどで、ほぼお話にならない参加者ばかり。早くも心が折れそうになるJBでしたが、そんな時、1人の青年が130キロ台を投げ、度肝を抜きます。コントロールは最悪でしたが、迫力ある速球を投げ込む青年の名は、ディネシュ。そしてもう1人、利き腕を高く上げる変則的なフォームから投げ込む、やり投げの選手・リンク。合格した2人は、決勝でもその力を遺憾なく発揮し、見事アメリカ行きの切符を手にします。
 彼らを連れてロサンゼルスに戻ったJB。しかし、エレベーターに乗るのも初めてだった2人は、誤って火災報知機を鳴らしてしまい、泊まるはずだったホテルを追い出されてしまいます。やむなくJBは、彼らを自宅に泊まらせることにします。翌日からJBは、2人の地元の大学の野球場に連れて行き、約束を取り付けていた指導者・トムのトレーニングを受けさせます。こうして、1からの野球挑戦に挑むディネシュとリンクでしたが、想いとは裏腹に、なかなか上達しません。一方のJBも、少しずつ彼らへの愛情を感じつつも、ついついビジネスを優先させてしまい、次第に2人とは距離が出来てしまいます。果たしてこんな調子で、数ヶ月後に迫ったトライアウトで、彼らの才能を開花させることが出来るのでしょうか・・・?
 野球の知識は全く不要なので、野球を良く知らない人でも安心して観られます。世界には生きることに精一杯で、夢を見ることさえ出来ずに生きている人々が大勢いること、そんな人々がチャンスを掴んだ青年達に寄せる期待、そしてその重圧に押しつぶされそうになりながらも、自分や家族のために必死に努力を続ける青年達の姿が、大きな感動を呼びます。突拍子もないことでも、一歩踏み出したことがきっかけとなって、そこから夢を実現させることが出来るかもしれない。そんなステキな想いを抱かせてくれる作品です。
 また同時に、夢の実現には〝楽しむ姿勢”が必要不可欠であることも、教えてくれます。「好きこそ物の上手なれ」とはよく言ったもので、ビジネスライクにあれこれ考えすぎるよりは、結果がどうであれ無心で楽しんだ方が、よりよい道につながっていくこともある。そんな教訓も含まれているお話です。
 よほど野球が嫌いという想いでもない限りは、是非観ていただきたい、感動のサクセスストーリーです。
 
【ワンチャン・ポイント】
※アラン・アーキン・・・本作では、年配で口は悪いが、腕は確かな名スカウトマン役。「アルゴ」なんかに出演されていた方ですが、最近では「リベンジ・マッチ」で、シルベスター・スタローンのトレーナー役で、車イスに乗ってご出演なさっていました。こういう、口が達者なセコンド的な役には、ピッタリのお方かも知れませんね(笑)。


オススメジャンル&オススメ度・・・<感動したい>


本サイトはこちら→ http://movienavi.net/


【追記】
縁あって応援することになりました♪


ミス阪大コンテスト2014ファイナリスト
NO.5
有澤由真さん


是非投票よろしくです★
http://misscolle.com/missosaka2014/vote