ベツレヘム 哀しみの凶弾 | <ムービーナビ> by映画コーディネーター・門倉カド

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これが現実。恩と恨みを併せ持った末の、哀しき決断。


2014年9月27日公開
監督:ユヴァル・アドラー 出演:ツァヒ・ハレヴィ シャディ・マーリ 他


【賛否両論チェック】
賛:パレスチナに暮らす人々の、等身大の姿をあるがままに映した描写がリアル。これが現実だと言わんばかりに、打ちのめされる。
否:日本人からすると、やや登場人物の判断がつきづらくて、話を追うのが大変かも。


ラブシーン・・・基本的にはなし
グロシーン・・・傷口のシーン・殺害シーンなどがあり
アクションシーン・・・銃撃戦のシーンあり
怖シーン・・・基本的にはなし


 今まさに内戦の真っ直中にあるパレスチナ自治区を舞台に、イスラエル軍諜報部と過激派組織の攻防を描いた社会派作品です。
 主人公・ラジは、イスラエル軍の諜報部の諜報員で、パレスチナ人の少年“イサウ”ことサンフールを情報屋として育て上げ、過激派組織「アル・アクサ」の情報を入手していました。実はサンフールは、「アル・アクサ」の指導者・イブラヒムの弟。そんなラジとサンフールの間には、ある種の家族にも似た信頼関係が築かれていました。
 ある日、自爆テロ事件が発生。イブラヒムによる犯行声明が出され、諜報部は俄然色めき立ちます。ラジは早速、サンフールにイブラヒムの居所を探らせますが、ラジの思惑とは裏腹に、サンフールは友達とトラブルを起こし、入院してしまいます。慌てて病院に駆けつけたラジは、サンフールを介抱。2人の絆の強固さがうかがえる一幕でした。
 しかし、肝心のイブラヒムの居所は、依然として不明のまま。ラジを始め、諜報部の面々は焦りを募らせます。一方のサンフールも、ラジに恩義は感じながらも、同胞のために戦い続ける周囲の姿に、複雑な想いを隠せません。そこへ、パレスチナの大臣や別の過激派組織「ハマス」の思惑も絡んできて、事態はより深刻化していきます。果たして、イブラヒムの行方は掴めるのでしょうか。そして、ラジやサンフール、それぞれが下した哀しき決断とは・・・?
 普段なかなか知ることが出来ない、イスラエルやパレスチナの治安維持の実態が、非常にリアルに描かれていきます。そこには、〝同胞を売るスパイ”という、決して綺麗事だけでは片づけられない残酷な現実がありました。軍の部隊が屋内でイブラヒムと交戦しつつ、外では暴動を起こす市民とも戦わなくてはいけないというシーンなんかは、日本では考えられないような悲しいシーンです。
 グロい描写はかなり抑え目なので、平和について改めて考える、良い機会になりそうな作品です。


【ワンチャン・ポイント】
※今回はお休みです。


オススメジャンル&オススメ度・・・<深く考えたい>


本サイトはこちら→ http://movienavi.net/


【追記】
縁あって応援することになりました♪


ミス清泉2014ファイナリスト
NO.4
稲葉理穂さん


是非投票よろしくです★
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