風邪(ふうじゃ) | <ムービーナビ> by映画コーディネーター・門倉カド

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小さなスケールで描く、大きなテーマ。


2014年9月27日公開
監督:橋本以蔵 出演:小西真奈美・窪塚洋介・柄本明 他


【賛否両論チェック】
賛:伏線の回収が見事。欲望に取りつかれた人間達の行きつく悲劇が、赤裸々に描かれる。
否:テーマは大きいが、出てくる人間はごく少数なので、ツッコミどころは満載。気にしすぎると、話の内容に集中出来ない。グロシーンもあり。


ラブシーン・・・少しあり
グロシーン・・・殺害シーン・自殺シーンなどあり
アクションシーン・・・基本的にはなし
怖シーン・・・雰囲気は結構怖め


 全ての風邪に効くというワクチンを巡る、サスペンス映画です。主演は小西真奈美さん。
 物語は、とある田舎町から始まります。産業廃棄物の処分場で働く無口な男・紀久生(窪塚洋介)は、常に風邪気味で咳をしており、同僚からも煙たがられていました。そんな紀久生はある夜、場末のスナックで、同僚が絡んでいたママ・桜子(小西真奈美)を助けますが、同僚に殴られて気を失ってしまい、彼女の家に厄介になることに。その後も彼の病状は思わしくなく、桜子の家から出られずにいました。
 一方の桜子は、元夫との離婚調停中。1人息子のタカシは病弱で、入院生活を余儀なくされていました。そのタカシが入院している病院に、紀久生を連れてきた桜子。診察した著名な医師・一ノ瀬(柄本明)に、紀久生は自ら入院を嘆願し、検査入院をすることに。その日の夜、警備員の目を盗んで、検査室で自らの検体を調べる、紀久生の姿がありました。しかしその日以来、病院には紀久生を監視する、怪しげな影が現れ始めます。それに気付いた紀久生は、夜陰に紛れて逃走を図りますが、何者かに連れ去られてしまいます。
 翌日、桜子の姿は都内の公園にありました。近くに座っているのは、医師の一ノ瀬や、桜子が広告代理店に勤めていた際の上司・道元(クリス・ペプラー)、そして紀久生の勤務先の現場監督・寺子田の3人。実は紀久生の正体は天才的な疫病学者で、全ての風邪に4年は効くという夢のワクチン「風邪(ふうじゃ)ワクチン」の開発者でした。その彼がデータを持って失踪したため、彼らは血眼になって行方を探していたのでした。そして桜子は、かつての地位に返り咲かせてもらうのを条件に、紀久生を一ノ瀬の病院に送り込んだのでした。しかし、紀久生は行方不明になってしまったため、桜子は再び紀久生を見つけることを約束します。果たして、紀久生は誰に連れ去られてしまったのか。様々な思惑が交錯する中、桜子がたどり着いたのは、想像を絶する結末でした・・・。
 最初は訳が分からないシーンが続きますが、後半になるにつれ、全てが見事に1つにつながっていきます。基本的には小さな世界観の人間模様なんですが、それらを通して描かれるのは、「万能ワクチンを取り巻く人間の欲望」という非常に大きなテーマです。そのギャップにツッコミどころが多々出てくることは事実ですが、私欲に走る人間の愚かさと、その結果訪れる悲劇が如実に描き出されていきます。
 グロシーンも少しありますが、ちょっと変化球なサスペンスを観たい方に、是非オススメです。


【ワンチャン・ポイント】
※高橋洋さん・・・本作では、桜子と離婚調停中の不気味な夫・津田役。主に舞台を中心に活動をされている俳優さんですが、あの「幼獣マメシバ」シリーズで、主人公・二郎(佐藤二朗)の良き理解者・べーちゃん役で出演されています。近日中では、他にも「小川町セレナーデ」にご出演されるそうですよ。


オススメジャンル&オススメ度・・・<ハラハラしたい>


本サイトはこちら→ http://movienavi.net/


【追記】
縁あって応援することになりました♪


ミス國學院2014ファイナリスト
NO.3
小浜絵里花さん


是非投票よろしくです★
http://misscolle.com/misskokugakuin2014/vote