喰女 -クイメ- | <ムービーナビ> by映画コーディネーター・門倉カド

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面白い世界観。お芝居好きにはたまらない1本。


2014年8月23日公開
監督:三池崇史 出演:市川海老蔵・柴咲コウ・伊藤英明 他


【賛否両論チェック】
賛:お芝居と現実のシンクロ具合に、思わず感嘆。終わり方も、人間のあさましさを見事に表現。
否:物語の半分はお芝居のシーンなので、興味がないと退屈しそう。グロシーンもかなり多め。


ラブシーン・・・過激なシーンが結構あり
グロシーン・・・惨殺シーンや自傷シーンが多数あり
アクションシーン・・・なし
怖シーン・・・雰囲気が怖いシーンがかなりあり


 企画・主演が市川海老蔵さん、監督が三池崇史さんという、異色のホラー映画です。
 物語は、お芝居と現実が上手くシンクロする形で進みます。主人公の俳優・長谷川浩介(市川海老蔵)は、出演する「四谷怪談」の舞台の稽古の真っ最中。彼が演じるのは、ヒロインのお岩を裏切る男・伊右衛門。実は浩介は、お岩役の美雪(柴咲コウ)と恋人同士で、公私共に行動を共にしていました。ところがこの浩介、とんだ女好きで、今度の舞台でも共演者の莉緒(中西美帆)に手を出し、美雪には黙って逢瀬を重ねていました。
 舞台では、伊右衛門は交際に反対するお岩の父親を殺し、お岩と結婚して子供をもうけます。しかし、次第に関係は険悪になり、やがて大富豪の娘との縁談に目がくらむようになってしまいます。一方の現実の世界でも、浩介は美雪をないがしろにし、富豪の娘役の莉緒にご執心。人知れず怒りを溜め込む美雪でしたが、やがてその怨念は生き霊となり、不気味な影が浩介へと迫ります。
 そして舞台では、自らの出世欲を選んだ伊右衛門が、お岩に毒薬を盛ります。果たして現実の世界では、何が起こるのでしょうか・・・?
 「四谷怪談」の知識がなくても大丈夫。劇中のお芝居が映画のストーリーと交錯していく、非常に斬新な展開です。ラストも1本取られる感じで、どちらかというとホラーというよりサスペンスっぽい印象です。
「ん?お芝居でこんなシーン・・・あり?」
と感じたシーンも、終わってみると
「ああ、そういうことね!」
と納得出来るのもイイですね(笑)。
 グロシーンがかなり多いのが難点ですが、ホラー映画にありがちな急に驚かせるようなシーンはほとんどないので、ホラーは苦手でもグロいのはオッケーな方には、是非オススメです。


【ワンチャン・ポイント】
※中西美帆さん・・・劇中では、大先輩の男に平然と手を出す肉食系女子役の方。調べてみると、「神様のカルテ」「セカンド・バージン」「永遠の0」と、端役ではありますが、そうそうたる作品に出てらっしゃるみたいですね(笑)。かつて横浜スタジアムでビールの売り子さんをなさっていて、歴代最高の売り上げを出したこともあるとか。これから注目の女優さんです。


オススメジャンル&オススメ度・・・<深く考えたい>


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