イントゥ・ザ・ストーム | <ムービーナビ> by映画コーディネーター・門倉カド

<ムービーナビ> by映画コーディネーター・門倉カド

観たい映画に迷った時は、このムービーナビをご活用下さい。現在公開中の映画の中から、目的や好みに合わせた映画を探せます。

※「声に出して読みたい映画のセリフ in 2018」 4月8日発売♪

最強最悪の竜巻の中で描かれる、親子の絆。


2014年8月22日公開
監督:スティーヴン・クエイル 出演:リチャード・アーミテージ サラ・ウェイン・キャリーズ 他


【賛否両論チェック】
賛:モキュメンタリーチックなので、竜巻が迫ってくる臨場感が半端ない。自然の驚異を目の前にした、人間の無力さが如実に表されていて、説得力がある。
否:冒頭は何も起こらず、ホームビデオのようで結構退屈。映像がかなりブレるので、酔いやすいかも。


ラブシーン・・・基本的にはなし
グロシーン・・・下ネタと傷口のシーンがあり
アクションシーン・・・基本的にはなし
怖シーン・・・急に木が飛び込んできたりするシーンがあり


 史上最大規模の竜巻に遭遇した人々の姿を、モキュメンタリー(フィクションのドキュメンタリー)タッチで描いた作品です。
 アメリカは卒業式の季節。卒業目前の高校生4人が、竜巻に遭って亡くなりました。そのニュースを聞きながら、竜巻ハンター・ピートは、かなり焦っていました。ここ1年スクープ映像は撮れておらず、テレビ局からの予算も削られかけていたからです。その怒りの矛先は、行動を共にするカメラマンのジェイコブや、竜巻の女性専門家・アンソンにも向けられます。そんなピートに嫌気が差しながらも、彼等は竜巻を探し、田舎町・シルバートンへ向かいます。ピートの最強の武器は、竜巻撮影用にカスタマイズされた装甲車“タイタス”。絶対安全な装備をもって、竜巻のスクープ映像を狙います。
 一方、シルバートンに住む高校生・ドニーは、今日の卒業式で高校を卒業する予定。タイムカプセルに入れる映像を残すべく、弟のトレイと共に、朝からカメラを回し続けていました。しかし、教頭でもある片親の父・ゲイリーとはあまり上手くいっておらず、その日もトレイはゲイリーとケンカをしてしまい、3人は険悪な雰囲気のまま、家を出たのでした。
 ここでもう1組。無職のニートでありながら、You Tubeに仰天動画を上げることで一攫千金を夢見る変人・ドンク。彼もまたシルバートンの住人で、その日も仲間達と、火のプールを手製のバイクで飛び越えるという、アホな挑戦をしていました。
 それぞれの事情が交錯する中、シルバートンに大粒の雹が降り始めると、ついに竜巻が姿を現します。ところが、その規模は大方の予報を遥かに超え、大型の竜巻が何重にもなって、町を襲います。竜巻ハンターのピート達は果敢に撮影を試み、ドンク達もそれを追います。一方のドニーは、片想い中の同級生・ケイトリンのインターンの課題を撮影すべく、2人で町外れの潰れた製紙工場に向かってしまったのでした・・・。
 モキュメンタリーなので、映像は頻繁にブレます。それがまた臨場感を生むわけなんですが、逆にいうとかなり酔います。乗り物酔いしやすい方なんかには、不向きかもしれません。
 ストーリーは・・・まぁ主役達が当然ながら困難に見舞われるわけでして、割りとご都合主義な展開なのは、やむを得ないところですね。そんな中で目を引くのは、“親子の絆”という意外なテーマ。子供と上手く接してこられなかったゲイリーと、素直になれなかったドニーとトレイの複雑な想い。そこに上手く重ね合わさってくる、子供を自分の親元に預けてきたアンソンの心情。そういった親子関係が、最悪の災害という困難を前にしてどう変わっていくのか、注目です。
 当然ながら竜巻のシーンは圧巻ですので、その辺も是非観てみて下さい。


【ワンチャン・ポイント】
※リチャード・アーミテージ・・・劇中では、高校の教頭でありながら、2人の息子を守るために奮闘する頼もしい父親役です。誰かと思ったら、「ホビット」シリーズの、トーリン・オーケンシールド役の方でした(「我らの王国を取り戻す!!」って躍起になってる人ですね)。彼ももちろん登場する「ホビット 決戦のゆくえ」は、12月公開予定です。


オススメジャンル&オススメ度・・・<ハラハラしたい>


本サイトはこちら→ http://movienavi.net/