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若さゆえの過ちと命の儚さ。テイストは昭和・キャストは平成の物語。


2014年8月16日公開
監督:三木孝浩 出演:能年玲奈・登坂広臣・木村佳乃 他


【賛否両論チェック】
賛:思春期の揺れ動く感情や、抑えきれない衝動を、見事に体現。命の尊さを伝える展開にも好感が持てる。
否:台詞がかなりクサく、登場人物達もクセがありすぎるので、苦手な人は苦手かも。終わり方はやや消化不良で、若干のダラダラ感が否めない。


ラブシーン・・・キスシーンだけあり
グロシーン・・・乱闘シーンあり
アクションシーン・・・あり
怖シーン・・・暴走族のシーンは少し怖いかも


 かつて少女コミックで人気を博した作品の、実写映画化です。主演は能年玲奈さん。
 主人公・和希(能年玲奈)は、母親(木村佳乃)と2人暮らしの中学生。父親は早くに亡くなり、精神的に不安定な母は、若い頃から恋人だった男性に執心の様子。そんな家庭環境で、幼い頃から孤独を感じていた和希は、母の誕生日に万引きをして捕まってみせるなど、次第に母親への反抗心を露わにするようになっていました。学校でも一匹狼だった和希でしたが、転校生で同じように孤独だった絵里(武富聖花)とは、今では親友と呼べるような間柄でした。
 そんなある夜、絵里に誘われて横浜の街へと繰り出した和希は、絵里から彼女の先輩の宏子(太田莉菜)を紹介されます。実は宏子は、湘南を牛耳る暴走族「Nights」のリーダー・トオル(鈴木亮平)の彼女。宏子に連れられ、和希と絵里は夜の湘南のガソリンスタンドを訪れます。そこにいたのは、Nightsの切り込み役・春山(登坂広臣)でした。軽く声をかけてくる春山を、和希はことごとく無視。しかし、
「お前んち、家庭環境悪いだろ?」
と聞いた春山の言葉にムカッとした和希は、
「お前には関係ねーだろ!」
と、春山の殴りつけてしまいます。怒った春山も和希をどやしつけ、その場の空気は険悪になってしまったのでした。
 その後も、和希の母は家にあまり帰らず、恋人のところへと通ってばかり。一方の和希はというと、Nightsのたまり場にも顔を出すようにまでなっていましたが、
「俺の女にならない?」
と軽口を叩いてくる春山には、あまり良い印象は持っていませんでした。そんなある日、和希と絵里は、通りがかりの車の男達にナンパされ、軽い気持ちで車に乗ってしまいます。しかし、その男達には他にも仲間がいて、良からぬことを企んでいたのでした。そのことに気がつき、隙を見て逃げ出した和希と絵里は、港の倉庫に身を隠します。男達の影が迫る中、和希がとっさに電話をかけたのは、母親ではなく春山のところでした。すぐにNightsの面々が駆けつけ、事なきを得た和希。その頃から、和希と春山の間には、何かお互いに特別な感情が芽生え始めていたのでしたが・・・。
 さすが昭和の少女コミックが原作というだけあって、クサいセリフが満載でニヤニヤしてしまいます(笑)。ただストーリーそのものはしっかりしていて、思春期に誰もが経験するようなもどかしい気持ちや、満たされない想い、やり場のない感情などが、見事に表現されています。それに付随する形で、若さゆえに軽視してしまいがちな「命」というものの儚さや尊さというテーマが、自然な形で描かれていきます。
 終わり方はやや消化不良な感は否めませんが、それも「命を大事にした結果」と見ることも出来ると思います。キャストの方々も、今をときめく方達ばかりですので、是非ご覧になってみて下さい。


【ワンチャンポイント】
※落合モトキさん・・・Nightsのナンバー2のリチャード役で出演されている方。最近の映画に結構出演されていまして、「東京難民」のホスト役や、「MONSTERZ」のオネエ役、「女子ーズ」の桐谷美玲さんの後輩役などなど、色々と個性的な役をされている方です。「桐島、部活やめるってよ」にも出てらっしゃるので、是非探してみて下さい。


オススメジャンル&オススメ度・・・<デートで観たい>


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