2つ目の窓 | <ムービーナビ> by映画コーディネーター・門倉カド

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こうして命はつながっていく。豊かな生命の物語。


2014年7月26日公開
監督:広瀬直美 出演:村上虹郎・吉永淳 他


【賛否両論チェック】
賛:奄美大島の人々の死生観が随所に表れていて、己の生き方について改めて考えさせられる。
否:伝えたいであろう内容がどれも中途半端で、結局何を伝えたいのかがよく分からない印象。ヤギのと殺シーンや過激なラブシーンもあり。


ラブシーン・・・過激なシーンが多数あり

グロシーン・・・ヤギのと殺シーンあり

アクションシーン・・・なし

怖シーン・・・基本的にはなし


 奄美大島を舞台に紡がれる、「生命」の物語です。
 嵐が去った、奄美大島の海岸。そこに打ち上げられた、背中に入れ墨の入った男の遺体。それを見かけた男子高校生・界人は、何故か一目散に逃げ出します。翌日、島の話題は遺体のことで持ちきりで、界人の学校でも、当然ながら生徒達が噂をしていました。そんな中、界人のことをジッと見つめる同級生の女子・杏子の姿かありました。実は彼女は、遺体を見て逃げ出す界人の姿を、たまたま目撃していたのでした。
 学校帰りに制服のまま海で泳ぐなど、根っからの自然児で自由奔放な杏子。一方の界人は、離婚した母親と、東京から移り住んで来たよそ者で、海も苦手としていました。杏子に事件のことを聞かれ、口を閉ざす界人。初めのうちこそ、2人の間には微妙な距離感がありましたが、2人は次第にお互いに惹かれ合っていくようになります。
 そんな杏子には、病気で余命わずかな母がいました。最後を家で看取ろうと、杏子の父は、家の軒先にベッドを起き、母が大好きな庭のガジュマルの木が見られるように準備します。一方、界人の母親は、新しい男と遊んでばかり。うっぷんが溜まる界人でしたが、東京で入れ墨の彫り師をしている父親を訪ねていってから、少しずつ物の考え方が変わっていきます。そして界人と杏子の間にも、少しずつ男女の愛情が芽生えるようになっていたのでした・・・。
 思春期の微妙に揺れ動く感情や、死を目前にした人間の在り方、命を受け継いで生きていくことなど、奄美大島で織り成される「生命」をテーマにしたストーリーに、心揺さぶられます。ただ正直なところ、いろんなテーマがありすぎて、なんとなく中途半端な印象がしてしまいます。
 ヤギを殺すシーンがかなりグロかったり、結構過激なラブシーンがあったりしますので、そういう描写があっても大丈夫な方は、ご覧になってみるとイイかと思います。


オススメジャンル・・・<深く考えたい>


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