円卓 こっこ、ひと夏のイマジン | <ムービーナビ> by映画コーディネーター・門倉カド

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キャストは大満足、ストーリーは「?」なほんわかムービー。


2014年6月21日公開
監督:行定勲 出演:芦田愛菜・伊藤秀優・平幹二朗 他


【賛否両論チェック】
賛:芦田愛菜ちゃんを始め、子役の皆さんがイイ味を出している。子供特有の「なぜなぜ?」を素朴に表現。
否:主人公が成長していく過程の描写が、やや不親切か。気がついたら成長している感が否めないので、感情移入はしにくい。


ラブシーン・・・なし
グロシーン・・・なし
アクションシーン・・・なし
怖シーン・・・少しだけあり


 芦田愛菜ちゃん主演、大阪のやんちゃな小学生の成長を描きます。
 主人公・“こっこ”こと琴子(芦田愛菜)は、大坂に住むとってもやんちゃな小学生。家では賑やかな大家族に囲まれ、学校では気になることを見つけると、いつも
「どうして?どうして?」
と興味津々。そんな彼女の宝物は、気になった言葉を片っ端から書き込んだ自由帳“じゃぽにか”。こっこはそれを、いつも大事に持ち歩いていました。
 そんな彼女の企みは、家で飼えない動物を、クラスで飼うこと。親友で吃音持ちの“ぽっさん”と、クラス会議のリハーサルを繰り返して本番に臨みますが、クラスの大半は反対モード。
「そんなに飼いたいなら、家で飼えばいいじゃん!!」
との意見に、
「団地だから飼えないんじゃボケェ!!」
と、ぶちギレてしまいます。その後も白熱する会議を止めようとしたクラス委員の朴君は、思わず持病の不整脈を引き起こしてしまいます。翌日、朴君を心配したこっこ達は、彼の家を訪れます。朴君の家は、母親が在日三世。普通なら敢えて触れないことですが、そこは知りたがり屋のこっこ。
「在日ってなに?」
と聞きかじり、
「かっこええなぁ・・・」
と感動。彼女にとっては、不整脈も在日もカッコイイもののようでした。
 そんなある日、こっこにとって大事件が発生。姉の朋美が、「表紙のアリを描きたかったから」という理由で、こっこの“じゃぽにか”を勝手に借りてしまったのでした。そうとは知らないこっこは、
「“じゃぽにか”がない!!」
と大パニック。不整脈がカッコイイと思っているこっこは、とっさに不整脈の真似事も繰り出し、先生に怒られてしまいます。何故怒られるのか、納得のいかないこっこ。同じ頃、母(羽野晶紀)に第5児の妊娠が発覚。父(八嶋智人)を始め、家族はみんな喜びますが、「なぜなぜ?」のこっこは、どうしてみんなが家族が増えることを喜ぶのか、理解出来ずにいました。それでも、ぽっさんやおじいちゃんと話をするうちに、こっこの中で、何かが変わり始めるのでした・・・。
 芦田愛菜ちゃんのキャラがとっても可愛くて、思わずクスッと笑ってしまいます。
「うるさいボケェ!!」
っていうセリフが、とってもキュートです(笑)。イイ味出してます。他の小学生達も、みんな一筋縄ではいかない曲者ばかりで、とっても魅力的です。
 ストーリーは、やや退屈です。一応テーマは、「小学生のひと夏の成長」なのですが、成長していく過程の描写が希薄というか、かなり分かりにくいので、気がついたら小学生がいつの間にか成長している感が否めません。難点といえば、その辺りでしょうか。
 主人公同様、一筋縄ではいかない映画です(笑)。変わり種が好きな方に、是非オススメです。


オススメジャンル&オススメ度・・・<深く考えたい>D


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