トカレフ | <ムービーナビ> by映画コーディネーター・門倉カド

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これぞまさに「身から出た錆」。完全反面教師的ストーリー。


2014年6月7日公開
監督:パコ・カベサス 出演:ニコラス・ケイジ ダニー・グローヴァー 他


【賛否両論チェック】
賛:自らの過去の浅はかな行動や、怒りに任せた場当たり的な行動が、全て自分に返ってくる描写が見事。
否:「自業自得でしょ?」と思ってしまうと、結構興冷めか。主人公に感情移入はしづらい作品。グロシーンも結構あり。


ラブシーン・・・キスシーンのみあり
グロシーン・・・惨殺シーン多数あり
アクションシーン・・・あり
怖シーン・・・基本的にはなし


 すねに傷を持つ男が、娘を殺され暴走していく様を描いた作品です。主演はニコラス・ケイジ。
 主人公・ポール(ニコラス・ケイジ)は、街の政治家の1人。目に入れても痛くない愛娘・ケイトリンや、美人な妻・ヴァネッサと共に、幸せな毎日を送っていました。ケイトリンとヴァネッサは、血こそつながってはいませんでしたが、本当の親子同然の間柄でした。そんなある夜、ポールとヴァネッサがパーティーに出かけている間に、事件が起こります。友人達と自宅にいたケイトリンが、何者かに襲撃され、連れ去られてしまったのでした。
 警察の後手後手の対応に業を煮やしたポールは、若い頃の仲間、ダニーとケインに連絡を取ります。実は、今でこそクリーンな政治家で知られるポールでしたが、若い頃はかなりヤンチャで、色々とヤバい仕事にも手を染めていたのでした。兄弟同然の仲の3人は、自らの手で犯人を探すことにします。しかもダニーとケインは、ポールの差し出した謝礼の受け取りを拒否。仲間のために、無償で引き受けます。
「どこまでやる覚悟がある?」
というケインの問いに、ポールは、
「地獄まで行ってやる。」
と即答します。早速情報収集を始めますが、手がかりは皆無。そしてやがて、ポールのわずかな希望は打ち砕かれ、ケイトリンは遺体となって発見されます。
 ケイトリンの体に撃ち込まれていた銃弾は、ロシア製のトカレフのもの。そのことを聞いたポール達は、顔色を変えます。実は3人は、若い頃にロシア系マフィアのボスを殺し、金を奪ったことがあったのでした。今回の事件は、昔の事件の報復なのか。真相が見えてこない中、愛娘を失っているポールは、完全に暴走。やがて事態はさらに悪化し、3人はマフィアとの全面抗争に巻き込まれていくのでした・・・。
 まさに、「身から出た錆」という言葉がピッタリな映画です(笑)。過去にやった悪事や、怒り任せの言動。家族を守るためとはいえ、自分がやった行いは全て自分に返ってくる。他人を傷つければ傷つけられ、他人を殺せば殺される。そんな教訓を得られるくらい、ある意味非常に分かりやすい展開とも言えそうです。
 終わり方も好みは分かれそうですが、反面教師としてはスゴくイイ終わり方な気がします。
 サスペンスの要素も含まれていますので、事件の真相を推理しながらご覧になるのもイイかと思います。


オススメジャンル&オススメ度・・・<ハラハラしたい>


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