トランセンデンス | <ムービーナビ> by映画コーディネーター・門倉カド

<ムービーナビ> by映画コーディネーター・門倉カド

観たい映画に迷った時は、このムービーナビをご活用下さい。現在公開中の映画の中から、目的や好みに合わせた映画を探せます。

※「声に出して読みたい映画のセリフ in 2018」 4月8日発売♪

ちょっと難しい。人間を超越したコンピューターの行く末。


2014年6月27日公開
監督:ウォーリー・フィスター 出演:ジョニー・デップ レベッカ・ホール ポール・ベタニー 他


【賛否両論チェック】
賛:近未来に実際に起こり得るような、人間のあり方を問う内容に考えさせられる。
否:話はやや難しくて退屈か。スケールは大きいが、描写は割とおとなしめ。


ラブシーン・・・キスシーンのみあり
グロシーン・・・手術シーンなど少しあり
アクションシーン・・・少しだけあり
怖シーン・・・急に人が出てきたりするシーンはあり


「もしスーパーコンピューターが自我を持ったら?」
そんな問いに真っ正面から挑んだ作品です。主演はジョニー・デップ。
 主人公は、カリフォルニア州郊外で暮らす科学者・ウィル(ジョニー・デップ)。妻のエヴリンも科学者で、彼等は人工知能「PINN」に関わる研究をしていました。そんなある日、大規模な同時多発テロが発生。狙われたのは、アメリカの主要な人工知能の研究施設。講演会の直後のウィルも銃撃を受け、軽傷を負います。しかも、ウィルが受けた銃弾は普通のものではなく、ポロニウムで出来た銃弾だったため、ウィルは体内から被曝してしまい、数週間の余命だと告げられてしまいます。
 妻のエヴリンは、ウィルを救おうと奔走。やがて彼女は、テロ攻撃で死亡した科学者の1人が、猿の頭脳をコンピューターにアップロードしていたという研究結果を入手します。ウィルを救う手立てはそれしかないと考えたエヴリンは、ウィルの親友の科学者・マックスと共に、ウィルの頭脳をPINNにアップロードし始めます。やがて、ウィルは死去しますが、ギリギリでアップロードは成功し、彼はスーパーコンピューターの中で生き続けます。
 そんな中、マックスは何者かに連れ去られてしまいます。彼を拉致したのは、テロ攻撃を起こした団体「RIFT」。彼等は人工知能が進化し、人間を支配することを危惧していました。間もなくRIFTはエヴリンの居場所を特定しますが、エヴリンは間一髪脱出。その直前にコンピューターをオンラインにつないだため、ウィルも逃げ出すことに成功します。やがてウィルは、株取引でエヴリンに多額の利益を挙げさせると、それを元手に田舎街の地下に研究施設を建設。ナノコンピューターで、様々なものを再生させる技術を作り上げますが、そこにはウィルの恐るべき計画が隠されていたのでした・・・。
 近い将来、決してフィクションで片付けられなくなりそうなリアリティのある内容に、思わず考えさせられます。コンピューター内のウィルが、世界のあらゆるものをコントロールする様も、ネットワーク社会へ警鐘を鳴らしています。「科学の極端な進歩の是非」を、色々な角度から問う作品といえそうです。
 話そのものは意外と単調なので、興味次第では眠くなるかもしれません。映画を通して現代社会を改めて考えて観たい方は、是非ご覧になってみてはいかがでしょうか。


オススメジャンル&オススメ度・・・<深く考えたい>D


本サイトはこちら→ http://movienavi.net/