ザ・ホスト 美しき侵略者 | <ムービーナビ> by映画コーディネーター・門倉カド

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ちょっと不思議な世界観。異色のエイリアン映画。


2014年6月14日公開
監督:アンドリュー・ニコル 出演:シアーシャ・ローナン マックス・アイアンズ 他


【賛否両論チェック】
賛:エイリアンの設定がユニーク。2つの心を抱え、苦悩する主人公の葛藤が見事。
否:アクションシーンはほぼないので、ハラハラドキドキしたい人には不向き。


ラブシーン・・・キスシーン多数あり
グロシーン・・・結構あり
アクションシーン・・・少しだけあり
怖シーン・・・基本的にはなし


 “人間に寄生する”という形で、平和的に地球を侵略したエイリアンと、残された人類との攻防を描いた作品です。
 舞台は近未来の地球。そこは、貧困も戦争もなく、人々はお互いに信じ合い、平和な日常を営んでいました。しかしその理由は、人間がエイリアンによって、寄生されてしまっていたから。“ソウル”と呼ばれる彼らは、人間の体内に寄生し、宿主を支配。この平和的な侵略により、人類はほぼ乗っ取られてしまったのでした。それでも一部の人間達は、抵抗勢力として隠れ住み、なんとか生き延びようとしていました。
 主人公・メラニーも、そんな抵抗勢力の1人でした。しかし、弟のジェイミーと恋人のジャレドを残したまま、“シーカー”と呼ばれる監視者達に見つかってしまい、窓から飛び降り、瀕死の重傷を負ってしまいます。シーカーに捕まった彼女には、早速体内に“ワンダラー”というソウルが寄生します。ところが、メラニーの強い意志はまだ生き続けており、彼女の体内には、メラニーの意識とワンダラーの意識が混在するようになります。最初はメラニーの記憶を辿り、抵抗勢力のアジトを見つけようとするワンダラーでしたが、その過程で、シーカー達が犯してきた虐殺の記憶に出逢い、困惑します。そして次第にメラニーに協力するようになり、“2人”は逃亡。人間達のアジトを目指します。
 寄生された人間の見分け方は、瞳が青く変化していること。なんとか砂漠の中のアジトに辿り着いた“2人”でしたが、瞳が青いため、当然ながら殺されかかります。それを止めたのは、ジャレドの叔父・ジェブでした。彼だけは、ワンダラーの中にいるメラニーの意識を信じていました。最初こそ、警戒の矛先が向けられたワンダラーでしたが、ジャレドやジェイミーを始め、次第に人々に受け入れられていくようになっていきます。
 やがてワンダラーは、ジャレドの兄・イアンと深い仲になっていきます。しかし、メラニーはジャレドを愛しているので、次第に“4人”の関係は複雑になっていきます。一方、ワンダラーを逃がしてしまったシーカー達も、黙ってはいません。彼らの包囲網は、今にもワンダラーを捕らえようとしていました・・・。
 「1人の体の中に、本人とエイリアンの両方の人格が宿ってしまう」という、ありそうでなさそうな設定がとっても新鮮です。キスしてるのにいきなり叩いてしまうシーンなんかは、思わずクスッと笑ってしまいます。
 ただ、エイリアンモノとはいっても、ド派手なアクションなんかはほぼ皆無ですので、それを期待して観るとえらいことになります。展開はかなり静かです。平和的なエイリアンですから(笑)。
 グロシーンも少しだけありますが、静かな異色のエイリアン映画を、是非チェックしてみて下さい。


オススメジャンル&オススメ度・・・<深く考えたい>


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