MONSTERZ | <ムービーナビ> by映画コーディネーター・門倉カド

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異端者を忌み嫌う人間社会が生み出した、“モンスター”。


2014年5月30日公開
監督:中田秀夫
出演:藤原竜也・山田孝之・石原さとみ 他


【賛否両論チェック】
賛:他人を操れる男と、異常な回復力を持つ男の、鬼気迫る戦いは圧巻。ハラハラの展開の中に、「生きる意味」を問いかけてくる。
否:描写はかなりグロい。自分の首の骨を折ったり、飛び降りたりするシーンが多数あり。


ラブシーン・・・なし
グロシーン・・・メッチャあり
アクションシーン・・・あり
怖シーン・・・全体の雰囲気はかなり怖い


 視界に入った全ての人間を操れる男と、唯一操られない男の戦いを描いた作品です。主役は藤原竜也さんと山田孝之さんです。
 20年前。母親に連れられ、2人暮らしの自宅に帰ってきた1人の少年。そこへ、別居したはずの父親が乱入し、母親を連れ出そうとします。しかし突然、父親は動きを止め、一歩ずつ後ずさりを始めます。その視線の先には、父親を睨みつけている少年の姿が。そのまま階段を降りた父親は、なんと自分の首の骨を折り、死んでしまいます。
 時は流れ、現在。少年は大人になっていました(藤原竜也)。銀行の人間全員を操って手に入れたお金で、男はひっそりと暮らしていました。そんなある日、いつものように周りの人間を操っていた男は、1人だけ操られずに動いている男・終一(山田孝之)の姿を目の当たりにし、驚きます。しかしその直後、終一は車にはねられてしまいます。
 奇跡的に一命を取り止めた終一は、加害者の雲居(田口トモロヲ)の会社を訪ねます。勤めていた引っ越し会社をクビにされてしまった終一は、慰謝料の代わりにと、鴨居の小さな楽器修理の会社で働かせてほしいと頼み込みます。やがてそこで働くようになった終一は、地図マニアという共通点から、雲居の娘・叶絵(石原さとみ)と仲良くなっていきます。
 そんな終一の様子を、陰から見つめるあの“男”。彼は次第に、操れない終一への憎悪をたぎらせ、ついには周りの人間を操り、何度も襲撃を仕掛けてきます。そしてその襲撃の中で、雲居が命を落としてしまいます。しかもあろうことか、雲居を手にかけたのは、操られた叶絵でした。操られている間の記憶はなくなってしまうため、唯一事件の全貌を知るのは、操られない終一だけ。終一はやがて、“男”を止めるために奔走するようになります。そして終一自身にも、他人とは違う「驚異的な回復力」という“能力”があることに、気づいていくのでしたが・・・。
 「他人を操る」という能力を武器に迫り来る“男”と、やられてもやられても復活する終一との鬼気迫る戦いは、観ていてハラハラドキドキの連続です。そしてそんな中にも、「生きる意味」を見出だせない2人それぞれの苦悩が描かれ、物語に重みが加わっていきます。
 操られた人が死んでいくグロいシーンはかなり多くて、「命を軽視しすぎ」という批判もありそうですが、「自分が何のために生まれてきたのか」という普遍的な問いに、1つの波紋を投げかける映画です。グロいのがオッケーな方は、是非ご覧になってみて下さい。


オススメジャンル&オススメ度・・・<ハラハラしたい>


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