百瀬、こっちを向いて。 | <ムービーナビ> by映画コーディネーター・門倉カド

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「恋は“怪物”」。切なすぎる青春の1ページ。


2014年5月10日公開
監督:耶雲哉治 出演:早見あかり・竹内太郎・向井理 他


【賛否両論チェック】
賛:好きな人と両想いになれない切ない感情を、男女双方の視点から見事に描く。ラブシーンもほぼないので、デートにも最適。
否:恋愛に興味がない人にとっては、観ていて退屈なことこの上なし(笑)。セリフもやや小説チック。


ラブシーン・・・基本的にはなし
グロシーン・・・自転車事故のシーンあり
アクションシーン・・・なし
怖シーン・・・なし


 青春時代、誰しも1度は経験するであろう淡い恋心を描いた作品です。
 物語は、作家になり、母校での講演会に招かれた主人公・相原ノボル(向井理)が、故郷に戻ってくるところから始まります。そこで彼は、先輩のかつての彼女で、今は妻の宮崎徹子と再会します。そこから物語は、現在と過去を行き来しながら進んでいきます。
 高校時代、相原の先輩・宮崎瞬(工藤亜須加)は、学校中の女子からの人気を一身に集めていました。そんな宮崎の彼女は、こちらも学校中の男子の憧れの的、神林徹子(石橋杏奈)でした。ところが、その事実を知った相原には、少し引っかかることがありました。というのも、相原は先日、宮崎が別の女子・百瀬陽(早見あかり)と親しげにしているのを、偶然目撃していたのでした。そのことを宮崎本人に問いかけた相原でしたが、逆に宮崎から、とんでもない提案を受けることになります。それは、
「神林に二股がバレないように、百瀬と付き合っているように装ってくれ。」
というものでした。その日から相原は、好きでもなかった百瀬と、手をつないで一緒に過ごすことになります。
 始めのうちは、百瀬の態度は険悪そのもの。校門を出るとすぐ手を放して、
「手汗すごいよ。キモい。」
と言って去っていく始末。元々恋愛に興味がなく、色恋沙汰とは無縁な生活を送っていた相原も、嫌々ながら百瀬の相手をしていました。しかし、叶わぬ恋と分かっていながら宮崎を一心に想い続ける百瀬の姿に触れるうちに、相原自身にも百瀬に対する不思議な感情が湧き上がっていきます。
 偽装恋愛はある程度の効果があり、神林も信じた様子。そしてとうとう、4人でのダブルデートをするまでに。
「こんな形でも、宮崎さんと過ごせて嬉しい。」
とそっと語る百瀬に対し、相原は複雑な感情を隠せません。それぞれの想いが交錯する中、事態は思わぬ方向へと進んでいくのでしたが・・・。
 〝誰かを好きになること”の切なさが、これでもかと詰まったお話です。「大人ドロップ」をもっと切なくした感じです。ラブシーンがほぼないので、デートに向いている恋愛映画ともいえます。そんな中にも、男同士の友情や、裏切られても他人を尊敬し続けるひたむきさ、そして女性の本当の怖さなんかも垣間見えるような作品になっています。個人的には、主人公の親友の田辺君がイイ奴すぎてお気に入りです(笑)。
 観終わって甘酸っぱい気持ちになること間違いなしです。素直に気持ちを伝えられない、気になるあの子と一緒に、是非ご覧になってみて下さい(笑)。


オススメジャンル&オススメ度・・・<デートで観たい>A


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