悪夢ちゃん The 夢ovie | <ムービーナビ> by映画コーディネーター・門倉カド

<ムービーナビ> by映画コーディネーター・門倉カド

観たい映画に迷った時は、このムービーナビをご活用下さい。現在公開中の映画の中から、目的や好みに合わせた映画を探せます。

※「声に出して読みたい映画のセリフ in 2018」 4月8日発売♪

子供には難しい?雰囲気暗めのブラックファンタジー。


2014年5月3日公開
監督:佐久間紀佳 出演:北川景子・木村真那月・マリウス葉 他 


【賛否両論チェック】
賛:思春期の微妙な感情の揺れ動きを、見事に体現。悪夢ちゃんの訳分からない予知夢を、彩未が見事に読み解いていく様が痛快。
否:家庭内暴力や自殺など、扱う内容が大人向きなので、家族サービスには不向き。テレビ版の知識も、あった方が良い。


ラブシーン・・・基本的にはなし
グロシーン・・・暴力シーン・自殺シーンなどあり
アクションシーン・・・なし
怖シーン・・・雰囲気はかなり怖い


 テレビドラマとして人気を博した「悪夢ちゃん」が映画化されました。主演は北川景子さんです。
 主人公は、超毒舌な小学校教師・彩未(北川景子)。彼女が担任のクラスの生徒・結衣子(木村真那月)には、他人に起こる不幸を予知夢として見ることが出来るという、不思議な力がありました。かつて自分も同じ能力で苦しんだ経験を持つ彩未は、結衣子を救うべく奔走。結衣子の祖父で科学者の万之介(小日向文世)が開発した、夢を映像化出来る装置〝夢札”を使って、結衣子の夢を分析。その抽象的な夢が示す未来を解読し、起きつつある事件を解決していくのでした。
 今回の映画版では、彩未のクラスに謎の転校生・完司(マリウス葉)がやってきます。その前の晩、完司の予知夢を見ていた結衣子は絶句。その中で完司はクラスメートを全員消し去ってしまい、彼に一目惚れした結衣子は、彼にチューしようとしてしまう・・・というものでした。嫌な予感はするものの、「チューして!!」なんて言ってしまった結衣子は、彩未達に相談するのをためらってしまいます。そんな彼女をよそに、完司はすぐにクラスの人気者に。
 クラスメート・葵の父親が、ケーキ屋をたたんで屋台でハム焼きを売っているのを見た完司は、早速クラス中を巻き込んで営業をお手伝い。短期間で、新しいカフェを立ち上げるまでにしてみせます。そんな誰から見ても人の優しい完司の人柄に、どこか不信感を拭えない結衣子。それもそのはず、彼女はまた、完司が主役の悪い予知夢を見ていたのでした。やがて、彼女の不安は的中し、葵の父親のカフェは食中毒を出してしまい、閉店に追い込まれてしまいます。果たして、完司とは何者なのか。そして彼の父親・渋井幸介(佐藤隆太)と彩未との因縁とは。彼らの隠された秘密が明らかになった時、過去のとある忌まわしい事件の記憶が蘇っていくのでした・・・。
 一見荒唐無稽なお話の中に、大人になると忘れてしまうような、思春期の微妙な感情の揺れ動きが見事に体現されています。家庭内暴力や自殺など、扱うテーマは大人向きですが、「自分の生き方を決めるのは自分」という大切なテーマが、ストレートに取り上げられています。
 悪夢ちゃんの意味不明な予知夢を、彩未がふとしたひらめきで解読していく様子も、観ていて痛快です。家族サービスにはやや不向きですが、誰か大切な人を想いながら、是非ご覧になってみて下さい。


オススメジャンル&オススメ度・・・<深く考えたい>

本サイトはこちら→ http://movienavi.net/