8月の家族たち | <ムービーナビ> by映画コーディネーター・門倉カド

<ムービーナビ> by映画コーディネーター・門倉カド

観たい映画に迷った時は、このムービーナビをご活用下さい。現在公開中の映画の中から、目的や好みに合わせた映画を探せます。

※「声に出して読みたい映画のセリフ in 2018」 4月8日発売♪

愛するが故に傷つけあう。昼ドラ的家族の物語。


2014年4月18日公開
監督:ジョン・ウェルズ 出演:メリル・ストリープ ジュリア・ロバーツ 他


【賛否両論チェック】
賛:家族の様々な愛の模様が、赤裸々に描かれていくのが見事。出演者も豪華で、感情をぶつけ合うシーンなんかは秀逸。
否:展開はごくごく長くて単調。興味のない人にとっては、ただただ眠いだけかも。


ラブシーン・・・少しだけあり
グロシーン・・・基本的にはなし
アクションシーン・・・殴り合いだけあり(笑)
怖シーン・・・なし


 舞台だったものを、映画化したお話です。メリル・ストリープやジュリア・ロバーツなど、豪華キャストが出演されています。
 バイオレット(メリル・ストリープ)は、夫のビバリーと2人で、オクラホマの田舎に住んでいましたが、口腔癌になったのをきっかけに、薬物依存状態で情緒不安定になっていました。そんな彼女に耐えかねたのか、ビバリーはお手伝いのジョナを雇い、自らは失踪してしまいます。ビバリーの失踪を聞きつけ、バイオレットの下に親戚一同が集まり始めたところから、物語は始まっていきます。
 集まったのは、長女のバーバラ(ジュリア・ロバーツ)と別居中の夫・ビル(ユアン・マクレガー)とその娘のジャン。バイオレットの姉のマティ・フェイとその夫・チャーリー、息子のリトル・チャーリー(ベネディクト・カンバーバッチ)。そしてバーバラの妹・アイビーとカレン、カレンのフィアンセのスティーブと、かなり大勢。ところが薬で情緒不安定なバイオレットは、いつもにも増して超毒舌。何かにつけては家族を批判し、なじります。最初は苦笑いしていたバーバラ達でしたが、だんだんバイオレットの毒舌はエスカレートしていきます。
 そんな中、恐れていた最悪の事態が。湖でビバリーの遺体が見つかります。自殺とみられ、一家は打ちひしがれます。それでもなお毒舌を続けるバイオレットに、業を煮やしたバーバラはついにブチ切れ、つかみ合いのケンカになってしまいます。
 一方、家族のトラブルはそれだけにとどまりません。娘のジャンがスティーブから大麻を手に入れようとしたり、アイビーとリトル・チャーリーが密かに愛し合っていたり、悩みの種は尽きません。そして、それぞれがお互いの本音をぶつけ合っていくうちに、物語は思わぬ方向へと動き出していくのでした・・・。
 さすが舞台が基の映画だけあって、役者さんのかけ合いが見事です。口論で感情をぶつけ合うシーンは特に、鬼気迫るものがあります。ただ逆に言うと、それほど展開に抑揚がある訳ではないので、興味がない人にとっては、ただ家族ゲンカをしているだけの単調な映画に映るかもしれません。その辺は好みが分かれそうなところです。
 簡単に観られる映画ではありませんが、大切な人と最近上手くいっていない皆さんには、お互いの関係を見直すイイ機会になるかもしれません。是非ご覧になってみて下さい。


オススメジャンル&オススメ度・・・<深く考えたい>


本サイトはこちら→ http://movienavi.net/