白ゆき姫殺人事件 | <ムービーナビ> by映画コーディネーター・門倉カド

<ムービーナビ> by映画コーディネーター・門倉カド

観たい映画に迷った時は、このムービーナビをご活用下さい。現在公開中の映画の中から、目的や好みに合わせた映画を探せます。

※「声に出して読みたい映画のセリフ in 2018」 4月8日発売♪

噂や先入観、そして人間自身の性根の恐ろしさを実感!!


2014年3月29日公開
監督:中村義洋 出演:井上真央・綾野剛・菜々緒 他


【賛否両論チェック】
賛:前半は退屈だと思っていたシーンが、ラストでつながる感じが見事。してやられた印象があり。人間の醜さをこれでもかと体現している。
否:サスペンスとしては割とご都合主義な展開で、あっさりと解決してしまった感が否めない。グロシーン・ラブシーンもあり。


ラブシーン・・・あり
グロシーン・・・殺害シーンあり
アクションシーン・・・なし
怖シーン・・・殺害シーンは少しだけ怖いかも


  「告白」や「北のカナリアたち」で有名な、湊かなえさん原作の小説の映画化です。主演は井上真央さん。共演陣も、綾野剛さん・菜々緒さん・蓮沸美沙子さん・金子ノブアキさん・小野恵令奈さん・谷村美月さん・貫地谷しほりさん・染谷将太さんと、今をときめく顔ぶれがズラリ。
 物語は、長野県の国定公園で、1人の焼死体が発見されたところから始まります。被害者は化粧品会社の社員・典子(菜々緒)。静かな田舎町の事件は、たちまち全国に広がります。
 一方、ワイドショーのしがない雇われディレクター・赤星(綾野剛)。彼のもとに、元カノの理沙子(蓮沸美沙子)から連絡が入ります。彼女によると、この事件には有力な容疑者がいるとのこと。取材のネタに事欠いていた赤星は、すぐさまこの話に飛びつきます。
 早速理沙子への取材。
「典子は才色兼備で尚且つ性格も非常によく、誰からも好かれる存在だった。そんな典子には、城野美姫(井上真央)という同期がいた。典子とは対照的で、地味で目立たない存在。典子が美姫の恋人を奪ったことから、それを妬んだ美姫によって殺されたのではないか?」
とのこと。その後も赤星は、恋人と名指しされた篠山(金子ノブアキ)や、噂好きの同僚・栄美(小野恵令奈)、美姫の旧友・みのり(谷村美月)、そして美姫の幼なじみ・夕子(貫地谷しほり)と、取材を進めていきます。
 赤星のツイートや作った番組によって、世論は城野美姫=犯人という扱いに。果たして美姫は、本当に殺人犯なのか。そんな中、関係者達の証言はやがて、思いもよらぬ事件の真相を暴いていくのでした・・・。
 取材による回想シーンがメインなので、前半は同じシーンが繰り返され、少し飽きるかもです。でもよくよく気をつけて観ていると、その回想シーンが人によって少しずつ歪められていることに気がつきます。まさしくこれが、「人の記憶はねつ造される。自分の都合の良いように覚えている。」ということ。いろんな人間の主観が入り組んだ記憶の、果たしてどれが真実なのか。最後まで分からず、気がつくとハラハラさせられています。
 展開は割とご都合主義的で、グロシーンやラブシーンもありますが、人間の醜さを暴き出す異色のサスペンスです。気になった方は、是非ご覧下さい。


オススメジャンル&オススメ度・・・<ハラハラしたい>


本サイトはこちら→ http://movienavi.net/