それでも夜は明ける | <ムービーナビ> by映画コーディネーター・門倉カド

<ムービーナビ> by映画コーディネーター・門倉カド

観たい映画に迷った時は、このムービーナビをご活用下さい。現在公開中の映画の中から、目的や好みに合わせた映画を探せます。

※「声に出して読みたい映画のセリフ in 2018」 4月8日発売♪

リアルすぎて直視しがたい、人間の哀しい歴史。


2014年3月7日公開
監督:スティーブ・マックイーン 出演:キウェテル・イジョフォー マイケル・ファスペンダー ベネディクト・カンバーバッチ 他


ラブシーン・・・かなりあり
グロシーン・・・折檻シーン多数あり
アクションシーン・・・なし
怖シーン・・・基本的にはなし


 かつて19世紀のアメリカで実際に起きた、自由黒人が誘拐され、奴隷として12年間を過ごしたという事件を描きます。ベネディクト・カンバーバッチや、マイケル・ファスペンダー、そしてブラッド・ピットと、そうそうたる顔触れが脇を固めます。
 主人公・ソロモンは、ニューヨークで家族と暮らす自由黒人。彼はバイオリニストとして重宝され、幸せな生活を送っていました。そんなある日、彼は突然紹介された2人の白人から、
「ワシントンで行うショーで、演奏をしてほしい。」
と依頼され、これを承諾。興行後は3人でしこたま飲み明かします。ところが、翌朝目覚めてみると、彼は見知らぬ牢に監禁されていました。
「自分はニューヨークの自由黒人だ!!」
という訴えも虚しく、彼は南部の農園へと売り飛ばされてしまいます。
 最初に売られた先のフォード(ベネディクト・カンバーバッチ)は気立てが優しく、ソロモンはすぐに気に入られ、バイオリンを与えられます。しかしそれも束の間、ソロモンは借金のカタに、エップス(マイケル・ファスペンダー)の農園へと転売されてしまいます。このエップスが極めて非人等的で、気に入らない奴隷は徹底的にムチで痛めつけ、
「この瞬間が最大の楽しみだ。」
といってはばからないような人間でした。ソロモンは、エップスに苦しめられながらも、決して希望を失わずに、何とか助かる道を探し続けます。そして彼は、偶然農園へとやってきた旅人・バス(ブラッド・ピット)と出逢うのでした・・・。
 イメージとしては、「大統領の執事の涙」を、よりリアルに近づけた感じでしょうか。折檻するシーンなんかは、思わず目を背けたくなるくらい、容赦ありません。結構エグいです。演者さん達の迫真の演技に圧倒されます。
 これが人間の歩んできた歴史だと思いながら観ると、非常にやるせなくなるかとは思いますが、決して目を背けてはいけないのもまた事実。〝人間とは"改めて考えてみたい方にオススメです。


オススメジャンル&オススメ度・・・<深く考えたい>D


本サイトはこちら→ http://movienavi.net/