東京難民 | <ムービーナビ> by映画コーディネーター・門倉カド

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これが日本の現実。明日は我が身の教訓的映画。


2014年2月22日公開
監督:佐々部清 出演:中村蒼・大塚千弘・青柳翔・山本美月 他


ラブシーン・・・かなりあり
グロシーン・・・少しあり
アクションシーン・・・基本的にはなし
怖シーン・・・なし


 ごく普通の大学生が、半年のうちに人生のどん底まで転げ落ちていく様を描いた、社会派の作品です。
 主人公・修(中村蒼)は、どこにでもいる普通の大学生。ある日、学生証が使えなくなった修は、学校の教務課へ。そこで告げられたのは、
「学費の未納で、除籍になってますね。」
という衝撃の一言でした。
 事情を知った修はがく然。母親の死後、学費を送ってくれていた父親が、フィリピンパブの女と失踪したのでした。当然、管理費滞納でアパートからも追い出され、修はインターネットカフェでの寝泊まりを余儀なくされます。
 なんとか日雇いや治験のバイトで食いつなぐ日々の修。そんなある日、彼は街で瑠依(山本美月)という少女に声をかけられます。実はこの瑠依、街で他人を引っかけては酒をおごらせる魔性の女。彼女に騙され、ホストクラブにバイト代を巻き上げられてしまった修は、無理矢理に頼み込み、そのホストクラブで働くようになり、ホストの順矢(青柳翔)と知り合います。
 さらには、後日瑠依がまた引っかけてきた看護師・茜(大塚千弘)と妙に気が合った修。2人はやがて、お互いに愛し合うようになり、修の人生は再び上昇気流に乗るかと思われました。ところがそんな時に、足元をすくわれるような大事件が起きてしまい、修は勿論、順矢や瑠依、そしてついには茜までもが、人生の坂道を転げ落ちていくのでした・・・。
 決して他人事とは思えない、誰にでも起こりうる悲劇を描いているので、そういう意味では非常に怖い作品です。考えさせられて止みません。そしてそんな中でも、必死に生きていこうとする修達の姿が、また胸に痛みます。
 かなりのラブシーンや、残酷なシーンもありますが、演者さん達の体を張った熱演が随所に見られるので、甘くない現実と向き合う覚悟のある方は、是非ご覧になってみて下さい。


オススメジャンル&オススメ度・・・<深く考えたい>


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