2007-07-06 23:37:56

王と鳥

テーマ:映画・アニメ
アイ・ヴィー・シー
王と鳥

 

 捕らえられていた鳥かごを大きな手が叩き潰す最後のシーンがこのアニメのテーマなんだろうけど、フランスはフランス革命の余韻からまだ脱しきれていないのだろうか。
 大きな手の持ち主は自分の破壊した瓦礫の上で佇むだけだった。
 
 後半に出てくる鳥のアジテーションに説得力がなく映画が終わった後に希望が見いだせないのは欠陥だと思う。


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2006-09-11 23:02:11

ゲドだけどケド

テーマ:映画・アニメ

 パンフレットの原作者の紹介欄を見て初めてこの人のSFを読んでいたことがわかった。サイエンス・フィクションというより空想社会を題材にしたファンタジー系だった。難解だがメッセージ性があり、どの作品も評価が高く各賞を総なめにしている。
 近くの本棚を探したら、その内の一冊が見つかった。そんなに遠くないちょっと前に確か読了しているはず。
 
 しかし、偏屈で独善的な私とは肌が合わない作品だった。
 チラッと読み直して思い出すのは、腹が立ったこと。この作家はストーリーテーラーで長大なストーリーを自由自在に操るが、私には底が浅くしか感じられなかった。長編を読んで損した気分になってしまったのだった。
 
 映画化された作品は読んでない。その存在すら知らなかった。子供向けのファンタジーだからか、ハヤカワ文庫では紹介されていなかった。
 
 
 ごめんなさい。この映画を好きな人はこれ以上読まないで下さい。
 見る前からわかっていたことなのに、あまりもの出来にここからは悪口だらけになってしまいました。
 
 
 人が通る時は人が通るだけの幅しかなく、牛車が通る時にはその一台が通るだけの幅しかない。人が多く行き来する道とケモノ道とは道の表情からして違うと思うのだが、ほとんどの道は通る人物のピッタリの幅に深くえぐられ、両側はいつも同じような草ムラに覆われていた。
 始めから終わりまで注意深く道を見続けていたが、大事な小道具のはずの道が何も語らなかった。
 これは手抜きなのだろうか?
 それとも、そうは思いたくはないが発想力の貧困?
 
 なんでもない風景のロングショットが多用されていた。物語が行き詰まった時に安易に遠景に切り替わる。息もつかせぬストーリー展開なら観客の息抜きのためには安らぎの景色が必要だ。しかし、この映画では作者が明らかに展開に困って風景描写に逃げているとしか思えない場面が多くあった。主客転倒だし、無駄な映像が多すぎる。
 
 ジブリを映画館で観る楽しみはテレビの画面では小さくて見分けの付かない脇役たちの存在だ。それ程までに細かな部分まで描き混んであった。しかし、残念ながら、今回の映画は総じておおざっぱだ。キャラクタの描き分けも充分でなく、どのキャラクタも魅力がなかった。
 
 壮大な虚仮威しの音楽が余計に絵の貧弱さを浮き上がらせていた。
 
 
 そもそも原作を読まないと時代設定さえわからないのでは劇場映画としては失格だ。
 世界の均衡が破れ始めていると言いながら、お話は永遠の生を求める悪い魔女との対決がクライマックスで、導入部との関連性がよくわからない。魔女を倒したことだけで世界の均衡は守られたのだろうか。もしそうなら、「それだけのことだったの。良かったね」の一言で終わる。
 大きなテーマがあったはずなのにどんどん消え失せて「死の恐怖」だけが取り残される。そして、人類誕生以来、哲学や宗教が取り組んできた永遠のテーマが最後にはあっさりと切り捨てられる。
 大前提としての物語の世界観はどこかに行ってしまって個人的な問題にすり替えられてしまったのだ。
 
 全般的に説明不足で釈然としない部分が多すぎ、しかも起伏が突飛すぎて、各人の動機が単純ですぎる。登場人物は都合の良い時に理由もなく現れる。ここまでいい加減だとすべての疑問は吹っ飛び、何でもありのマンガの世界なんだとひとり合点するしかない。
 
 
 監督が駄目なら脚本だけでも大御所に参加してもらうべきだっただろう。
 このスタッフだけで作るのなら、脚本だけで後数年は練り上げる必要があった。作画も同じ。
 
 月並みなストーリーで、最後までドラマはなかった。心を打つ物語は才能がなければ作れない。名前は継げても、才能は遺伝しない。

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2006-04-28 23:56:40

チーム★アメリカ/ワールドポリス

テーマ:映画・アニメ
パラマウント・ホーム・エンタテインメント・ジャパン
チーム★アメリカ ワールドポリス

 

 

原題    Team America: World Police
邦題    チーム★アメリカ/ワールドポリス
      
公開年    2004年
制作国    USA
      
監督    Trey Parker
ジャンル    Marionette / Action / Adventure / Comedy

 

 

  出演   役名   役柄
Trey Parker (voice) Gary Johnston
Joe
Kim Jong Il
俳優
隊員
金正日
Matt Stone (voice) Chris 隊員
Kristen Miller (voice) Lisa 隊員
Masasa (voice) Sarah 隊員
Daran Norris (voice) Spottswoode チーム・アメリカのリーダー
Phil Hendrie (voice) I.N.T.E.L.L.I.G.E.N.C.E. コンピューター
Maurice LaMarche (voice) Alec Baldwin 俳優

 

あらすじ

 

 パリを破壊したテロ退治でメンバーのひとりを失ったチーム・アメリカは新たに名演技で人々を感動に誘う無名の俳優Garyを仲間に加えて、カイロでテロリストを倒す。しかし、そのためにピラミッドやスフィンクスは大打撃を受けた。
 
 やりすぎだとチーム・アメリカに避難が集まる中でもテロ行為は激しさを増すばかりで、パナマや東京を初め世界が爆破される。
 
 Saraと深い関係になったが、Garyはチームのやり方に疑問を抱きチームを離脱する。
 
song:["End of an Act"] I miss you more than Michael Bay missed the mark, When he made Pearl Harbor./ I miss you more than that movie missed the point, And that's an awful lot, girl./ And now, now you've gone away, And all I'm trying to say, is:Pearl Harbor sucked and I miss you./ I need you like Ben Affleck needs acting school, He was terrible in that film./ I need you like Cuba Gooding needed a bigger part, He's way better than Ben Affleck./ And now, all I can think about is your smile, and that shitty movie, too!Pearl Harbor sucked and I miss you./ Why does Michael Bay get to keep on making movies?/ I guess Pearl Harbor sucked, just a little bit more than I miss you.
 
 チーム・アメリカをやり玉に挙げていたAlec Baldwinの率いる俳優連合こそ裏で金正日に操られていた。
 扇動されたMichael Mooreがチーム・アメリカの本部を破壊し、北朝鮮で活動していた他のメンバーは捕らえられる。
 金正日は世界の大使が集まる平和式典を利用した同時多発テロで世界を崩壊させようとしていた。
 
 GaryはSpottswoodeに許しを屈辱的な方法で請い、チームに復帰し、ひとりで式典会場に潜入し、捕らえられていたメンバーを助ける。
 チーム・アメリカは俳優連合の大スターと戦い、Garyの名演技で金正日の計画を寸前で阻止する。
 
Gary Johnston:We're dicks!We're reckless, arrogant, stupid dicks.And the Film Actors Guild are pussies.And Kim Jong Il is an asshole.Pussies don't like dicks, because pussies get fucked by dicks.But dicks also fuck assholes:assholes that just want to shit on everything.Pussies may think they can deal with assholes their way.But the only thing that can fuck an asshole is a dick, with some balls.The problem with dicks is:they fuck too much or fuck when it isn't appropriate - and it takes a pussy to show them that.But sometimes, pussies can be so full of shit that they become assholes themselves...because pussies are an inch and half away from ass holes.I don't know much about this crazy, crazy world, but I do know this:If you don't let us fuck this asshole, we're going to have our dicks and pussies all covered in shit!
 
 金正日はゴキブリ型の宇宙人に支配されていた。ゴキブリは慌てて逃げていく。
 
 チームは復活する。
 

感想

 

 これが許されるのかという内容。

 日本では絶対にあり得ないし、ここまでやってしまう勇気のある作家もいないだろう。

 特典映像によれば、本当なのかジョークなのか知らないが、ハリウッド俳優が大嫌いだそうで、この映画でも徹底的に大スターを虚仮にしている。映画関係者から総スカンを食らって映画の配給もおぼつかなくなりそうなのに、日本でもレンタルされているのには驚きだ。

 

 さらに、北朝鮮のドンを悪役のボスに据え、悪事の限りを尽くさせて最後にはゴキブリにしてしまっている。日本でなら深刻な外交問題に発展し首相の退陣に至っても驚かないし、北朝鮮が米国に宣戦布告しない方が不思議である。即時国交断絶になってもおかしくない内容だ。


 ここまで来れば、ジョークがジョークでなくなり、ブラック・ユーモアは真実を語り始める。

 

 しかも、人形劇であることを逆手にとってやりたい放題だ。迫力ある映像は実写以上で、残酷な殺戮シーン、真に迫ったセックス描写は、18禁どころか、30歳以下のオタクには絶対にレンタル禁止にして欲しい。

 サウスパークは好きでなかったが、この映画はカーテンの後ろから隠れて拍手喝采を贈りたい。

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2006-04-14 23:30:12

コープスブライド

テーマ:映画・アニメ
ワーナー・ホーム・ビデオ
ティム・バートンのコープスブライド

 

 

原題      Corpse Bride
邦題      コープスブライド
 
公開年     2005年
制作国     UK / USA
 
監督      Tim Burton
         Mike Johnson
ジャンル      Animation / Fantasy
 

  出演   役名   役柄
 Johnny Depp (voice)  Victor Van Dort  青年
 Helena Bonham Carter (voice)  Corpse Bride  死体の花嫁
 Emily Watson (voice)  Victoria Everglot  花嫁
 Tracey Ullman (voice)

 Nell Van Dort

 Hildegarde

 Victorの母
 召使い
 Paul Whitehouse (voice)

 William Van Dort

 Mayhew
 Paul The Head Waiter

 成金魚屋・Victorの父
 執事
 Joanna Lumley (voice)  Maudeline Everglot  Victoriaの母
 Albert Finney (voice)  Finis Everglot  没落貴族・Victoriaの父
 Richard E. Grant (voice)  Barkis Bittern  謎の貴族
 Christopher Lee (voice)  Pastor Galswells  牧師
 Michael Gough (voice)  Elder Gutknecht  死者の長老
 Jane Horrocks (voice)  Black Widow Spider
 Mrs. Plum

 Enn Reitel (voice)

 Maggot

 Town Crier

 
 町の広報

 

 

あらすじ

 

 Victorは結婚式の練習で誓いの言葉が上手く言えない。怒った牧師は結婚式を延期する。
 Victorは森の中で歩きながら誓いの言葉を練習し、結婚指輪を小枝に填めると、そこは墓地で小枝は死体の花嫁の指だった。
 
 死体の花嫁のエミリーは婚約者に騙されて殺されたのだった。
 
 生きたまま死者の世界に連れ込まれたVictorは両親に話しておきたいと、死体の花嫁を騙して長老の呪文で地上に戻る。 VictorがVictoriaに事情を説明していると、死体の花嫁にばれて死者の世界に連れ戻される。
 Victoriaは牧師に救いを求めるが気が狂ったと思われるだけ。VictoriaはBarkisと結婚させられる。
 
 結婚の誓いは死が二人を別つまでなので、Victorは永遠に死ななければならないと言われて受け入れる。 Victorと死体の花嫁の結婚を地上で行うために死者たちが地上に溢れる。
 二人の結婚式を離れて見守るVictoriaに死体の花嫁はVictorを譲ろうとするが、そこへBarkisが現れる。
 Barkisの狙いはVictoriaの持参金だった。しかし、持参金はなかった。Barkisこそ金目当てに死体の花嫁を殺した犯人だった。
 BarkisはVictoriaを人質にして金を搾り取ろうとする。助けようとしてVictorが戦う。
 Barkisは死体の花嫁から刀を突きつけられ立ち去るように言われる。最後まで格好をつけたいBarkisはVictorが飲む予定だった毒薬を祝杯と間違えて飲み干す。Barkisは他の死者に一斉に襲われる。
 
 死体の花嫁はVictorに結婚指輪を返す。VictorとVictoriaは抱き合う。
 呪いから解き放たれた死体の花嫁は無数の蝶となり月に向かって飛んでいく。

 

感想

 

 労力の固まり。

 

 物語に広がりが欠けていたこともあり、いま一歩物足りなく感じた。

  

 Victorの態度があやふやで熱意が感じられなく、感情移入ができない。Victorは最後までどちらを選ぶのかを決断していない。

 Victoriaは親の言いなりで、自分の意志を貫き通していない。

 死体の花嫁は結婚願望に突き動かされた亡霊でしかなく、情熱があるのは悪役だけ。映画に一本の強い筋が通らないのも仕方がないだろう。

 

 死体の花嫁が他のキャラクタ以上に人間らしく、さらに美しかったら、ラストはもっと華やかで、もの悲しかったかも?

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