都内の介護付き有料老人ホームに入っている
94歳の父に、面会に行ってきました。
「お前はいつも元気そうでいいねぇ」
「若いねぇ〜」と![]()
そんなふうに褒めてくれる父。
今の父は認知症が進んでいて、すっかり“穏やかマン”。
昔はバリバリの論理派で、いわゆる“左脳タイプ”。言葉や理屈を駆使して仕事をしてきた人でした。
でもそれが緩んだせいか、むしろ右脳――感覚や直感の方が発達してきたように思います。
目が不自由な方が嗅覚や触覚を研ぎ澄ませるように、
父も「目には見えないもの」をよく感じ取っているようなんです。
私がトイレに行っている間に、私が来ていることも忘れているので、
まさしく「今この瞬間を生きる男」なんです。
右脳(今ココを感じる)さんですね。
だから私にとって父に会う時間は、
「自分がどんな状態でいるのか」を確認できる時間でもあります。
父は私の波動を映す鏡のような存在なんです。
そして私たちも安心して生活できること。
これは本当にスタッフの皆さんのおかげだなぁと感謝しています。![]()
実はそんな父も、昔はとても短気で、私は父のことが大っ嫌いでした(笑)。
怖い存在でもあり、よく反発もしていました。
でも単身赴任で18年間も家を空けていたので、思春期の頃に
「嫌いな父がいない」ことが当時の私にはめちゃくちゃラッキーでした![]()
![]()
星の数ほど嫌なところはあるけれど、
振り返ってみれば良いところもあって、
たとえば…
-
話はちゃんと聞いてくれる
-
短気だけど、すぐ冷めて引きずらない(典型的な瞬間湯沸かし器タイプ)
そんな父。
高校生の頃、私が登校拒否をしたときに、母が父へ助けを求めました。
そのとき、父から長い長い手紙が届いたんです。
真面目な父らしい文章で、思いやアドバイスが書かれていました。
相変わらず嫌いではあったけれど(笑)、その手紙はなぜか心に響いたのを今も覚えています。
最近は「人間って、左脳ばっか使ってると疲れるんだな〜」って思う。
頭の中で1日に5万語以上も自分とおしゃべりしてるらしい。
だから私は時々意識して左脳を休めて、
できるだけ波動が高い状態や穏やか、ニュートラルな状態でいるようにしたいと思っています。![]()
と
父との面会で改めて感じたのでした。
寝る前にリラックスする音源を聴いているよ。
これおすすめです。
![]()
