初めて来たトリノ
ミラノのマルペンサ空港から
直行バスが出ていて、2時間弱

静かな古都って感じでした。





駅から王宮までのまっすぐの道
それに縦横に道が交差する
碁盤の目のような街
しかも、歩道は回廊になっていて
雨の日もきっと大丈夫、
人も少なくて、
有名ブランドのお店も空いてるし
(もちろん入らないけど)
とっても回りやすいのだ。





秋のイタリアをコートの襟をたてて
女性誌のグラビアのように
じっくりゆっくり歩きたかったけど
実際は……Tシャツが汗ばむくらい
走り回ってましたよ。

だって、だってトリノは
チョコレートが有名な地で
町中に、カフェとショコラティエが!





「カフェ ストラッタ」
トリノでは、コーヒー、チョコレート
生クリームを混ぜた飲み物
ビチェリンっていうのが定番なんだけど
コーヒーが苦手な僕はカフェラテで。




「パティッチェリア ギーゴ」
牛乳屋としてスタートしたこのお店の名物は
生クリーム!!
クレームシャンティと言うらしい。
巨大なマカロンみたいなのに
たっぷりの生クリームは、ふわふわとして
本当に美味しかった!




そして、トリノでビックリしたのが
カフェで、誰もケータイで喋ってたり
スマホをいじったりしてないの。
新聞を広げたり、同行者と語らったり
ポストカードに収められたヨーロッパのような…
時の流れに負けてない感じ。

あとね、トリノの街を歩いてて
おじさんがカッコいいなぁ、って。
年上って、恋愛対象にならんし
佐藤浩市の色っぽさとか
オノ・ナツメ先生のマンガの
枯れた味わいとか
全然理解できなかったのだ。
そもそも自分がもう十分おじさんじゃん!
もう加齢臭は要らないよ!
でも、今回、スーツをビシッと決めて
佇んでいる人を見ると
どんだけ、おとなのテクニック持ってるの?!
あぁ、タバコを吸ったり
ワインとか、エスプレッソとか
飲める大人になりたかったなぁ、と。



まぁ、自分の好みは
道路工事のような肉体労働をしている
若者なんですけどね。



若さとか忙しさとかに
追い立てられない
年取るっていいじゃん!って
そんな成熟した街でしたよ~。
(って、電車の時間まで
世界遺産!甘いもの!!男!!!と
駆け回っていた未熟なおじさんでしたけど!