お友達のKPちゃんが、このブログメゾン・ド・ヒミコ の回に書いた
朝鮮料理「金達菜」に興味を示したので、一緒に行きました。
そしたら、KPちゃんたら「羊は苦手」とか言い出すんだもん。
セイ!セイ!セイ!よ。
そんなKPちゃんも「おいしい、おいしい、羊がこんなにおいしいなんて」と
大絶賛だった金達菜。やっぱりおいしい。(教えてくれたアンジーに感謝)
あたしのおススメは海鮮チゲ。
このお店、お客さん同士の会話でも、日本語がほとんど聞こえないんですよ。
というか、新大久保という街自体が、かなり無国籍。
この街に来ると、妄想スイッチが入るのは、やはり馳星周。
結構意外に思われるんだけど、好きな男性作家第1位!(女性は山田詠美ね)
彼の著作は全部読んでいるのだ。
一番好きなのは『鎮魂歌~不夜城Ⅱ~』
事件の鍵を握る女。美しく、冷ややかで、決して心を許せない女。
信じるものは自分だけ。確かなものはお金だけ。
生きていくためには、誰かを傷つけても、殺しても厭わない女。
心の警報は「危険」を鳴らしているのに、
彼女に会いたい、抱きたい、抗えない欲望に身を滅ぼしていく男。
ああ、なりたい!そんな女になりたい!男を狂わす女になりたい!
「運命の女」ってやつすか?フランス語だと「ファム・ファタル」
ボンジュール!メルシー・ボク。
逃げることも出来たのに、女を守るために戻る男。
銃で撃たれて、血まみれの腕を伸ばした先には
裏切った女の姿(←あたし、あたしでーす)。
背を向けて、立ち去っていくヒールの足音。
かすんでいく視界、赤く染まっていく未来、そして暗闇。
ああーーそんなハードボイルドな恋がしたーーい!
そんな妄想に浸りきっている大久保の街。
前方から、ガーディアン・エンジェルなる団体様ご一行。
赤い帽子に、赤いジャンパー。
「こんにちわーーー」なんて爽やかに声をかけていくの。
彼らは何者?ボランティア?
事件が起きたらどうするの?素手で戦うの?武器携帯?
謎が深まる満月の夜。