日本史のガラパゴス・毛利徳山藩の歴史語り人のみさえです。
毛利徳山藩を語る上で欠かせない人物のひとりが毛利輝元です。
毛利徳山藩初代藩主毛利就隆の父であり、この人が関ヶ原で西軍
の総大将になっていなければ就隆が分家の毛利徳山藩の当主に
なっていたかどうかは分かりません。
その毛利輝元を知る上でなかなか面白い本を発見しました。
それが下の本毛利は残ったなのです。
毛利は残った/毎日新聞社

¥1,944
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この本では関ヶ原の乱に敗北し、徳川家からの領地の減封や
城の普請への参加などさまざまな圧力に耐え、他の外様大名達
が次々と家を取り潰される中で幕末まで生き延びた毛利家の礎
となった輝元の姿を描いています。
呑気な二代目とはこの本の最初の章につけられてる題
(?!はついていません) なのですが関ヶ原で家康の謀を
見抜けず、呆気なく領地を奪われる輝元の姿は呑気を通り越して
凡庸や愚鈍だとレッテルを張りたくなってしまいます。
しかし、この本では輝元をこれまで語られてきた見方だけで
語ろうとはしていません。
詳しくはネタバレになるのでぜひご一読してほしい一冊です。
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