大峰の帰り、友人を待っている時間。
1人でみたあの日の夕暮れ、
心がぎゅっとなった。
あの日々の苦しさは今も心を苦しめる。
一緒に死にたかったし、それができないなら
こんな人間は死んだほうがいいと思った、心から。
それでも死ねなかった私は
11月という月を優しさに包まれながら生きている。
辛くてしょーもなかった時期、
コロナで不安だらけだった日々。
そんななかで私に
関わってくれたすべての人に感謝している。
そうやって感謝を重ねて生きて、
私はまた、1つ歳をとる。
でもね、
ギターを弾きながら歌うときだけは
どうかその時間だけは
失われてしまった片割れにむけて
うたわせてほしいのです。
もう2度と会うこともないのだから。