日本人として日本で暮らしていると、
日本のやり方がすべて当たり前に感じますね。
でも、どうやら世界はそうではなく、
日本という国は多くの点で異質なのかなと思うことがあります。
そんな点の1つが、
「日本にいる外国人に対する言葉の配慮」。
外国人に対して、駅名やら市役所の説明やらを
中国語、韓国語、ベトナム語などで表示したり
案内したりすることがあるようですが、
あれはなぜ??
英語で用意するのまではわかります。
でも、なぜ中国語、韓国語、ベトナム語などまで用意するの?
そこは日本なのですから、日本語か
百歩譲って英語かの、
どちらかの言語で理解してもらいましょうよ。
(日本人からのコミュニケーションは、
日本にいる限りすべて「日本語で」が当然です)
外国人は日本語がわからないから、観光が不自由?
日本での日常生活がままならない? 社会保障が受けられない?
自治体は税の徴収ができない?
それなら、直ちに母国へ帰ってもらいましょう。
日本では、
日本語でコミュニケーションを取ってもらうことが大前提です。
理解できないのは、準備不足の当人の責任であり、
日本の責任ではありません。
そうは言っても、観光で来てくれる人には申し訳ないから・・・
と言うのでしたら、日本語に英語を併記するだけで十分です。
こちらが強制的に連れてきているわけではないのですから。
おそらく日本人は、
- 英語(外国語)ができないことを申し訳ないと、まるで自分たちの落ち度のように感じている
- 相手に配慮するあまり、「相手に配慮する」ということを知らない外国人にまで過剰に配慮してしまう。日本人相手ならバランスの取れたお互い様の関係となるが、外国人相手だと、これは単なる一方的な甘やかしとなり、相手が悪ければ、翻って足元を見られる結果となる
市役所などは、在日外国人の人権まで心配するなら、
日本語できちんと理解しようと努力をしている方には、
どこの国の人だろうがサポートする準備がある、という姿勢を
通せばいいじゃないですか?
そこから一歩も甘やかさないことです。
そして、言葉がわからなくてトラブルが出るなら、
その国の在日大使館に連絡して、そこで面倒みてもらいましょう。
トラブルが多すぎて在日大使館でも面倒みきれず、
収拾がつかなくなるようなら、
トラブルの多い国からの入国者数を制限すればいい。
あくまで当事者(または当事国)の問題であり、
日本が税金などを使って面倒みる話ではないと思います。
私は英語圏にいますが、
誰も私に配慮して日本語対応なんてしてくれませんよ?
もし英語が理解できないばかりに、
社会保障が受けられなかったり、
何らかの法律違反を犯したりした場合、
それは、私の責任になってしまいます。
英語圏の国にいるのですから、当然ですよね。
単に外国人に配慮するだけではなく、
一見するとおもねっているとさえ受け取られるような
間違えた親切は、日本にとって百害あって一利なしです。
いい意味での日本らしさを守っていくために、
日本には、世界に対して毅然としてほしい。
外国人労働者受け入れが拡大し、
外国人観光客の誘致に力を入れている今だからこそ、
ことさら強くそう願います。