自傷行為~補足事項~
先日、この場面の記事を書き進めるにあたり、なかなか思うように
頭の中がまとまらず、ソファーで横になりながら、昔のことを何度
も思い返していた。部屋の明かりの下で、ふと自分の左腕を見ると、
何か線のようなものが浮き出ているのが目に入った。何だろう?
じっくりと調べてみると、左の腕の内側に無数の横線が入っている
のだ。よく見ないとわからないぐらいの傷跡だが、これは…私が
昔リストカットしたという紛れもない証拠なのだ。
愕然とした。私は、自傷行為を繰り返したあの日々から記事を書こう
という場面に差し掛かるまで、一度も自分の腕に残された傷に気付
かなかったのだ。うっすらと皮膚が盛り上がったように残った傷跡…
きっと見る人が見れば、その人の過去を、瞬時に察知できるような
傷跡だ…。何も意識せずに生きてきたのか、無意識の彼方へと記憶を
押し込んでいたのか、、、。指の腹で何度も何度もこすってみたが、
消えない…これは、紛れも無く16歳の私が自分自身でつけた傷なのだ…。
私が毎日のように自分の体を傷つけたあの頃から、私は一度も自傷
行為を行っていない。逆に、自分の体に傷をつけるという行為に、
吐き気がするほどの嫌悪感を覚えるようになり、ピアスの穴すら開ける
ことが出来ない。この出来事を含め、色々な過去のトラウマが、未来の
私を苦しめる事になろうとは、、、この頃は全く考えもしなかった。
考える余裕など、もちろんあるわけがなかったのだが…。
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