東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編決戦 | 忘れるからね

ヤンキー物の作品を観ると、いつも不思議に思うことがある。

彼らは、謂わば通常の学業や部活動などからのドロップアウト組で、人と同じことを同じように出来ないからハグレたはずだ。

しかし、ヤンキーになってみると、集会なんかにはちゃんと遅れず休まず出席しているし、刺繍で何やら不穏な文言がたくさん散りばめられた服を来て、同じような格好をして、普通より厳しい上下関係の中で、通常の社会より厳しい決まり事を守り生きている。

普通の世界なら、それできたら優等生やないか。何でわざわざそんな殺伐としたところに落ちていくのか。

家庭が複雑、刺激が欲しい、悪そうなのがカッコいい、喧嘩が好き、人と違うことがやりたい、凄い人間になりたいが、勉学、スポーツ、何をやっても人より劣る、大人に逆らいたい、理由は様々だろうけど、四角四面、真面目に生きてる人と同等の不自由さをヤンキーの集団からは感じる。というより、人はたった一人とでも群れた時点で自由を無くすものだけど。

作品で観るヤンキーより、現実のヤンキーはもっといい加減だと思うが。

いずれにせよ人は一人では何も出来ないってことかな。




「東京リベンジャーズ2 決戦 血のハロウィン編」2023年 日本 監督 英勉


2部構成の後編。

やっと喧嘩しよったわ

主人公しょっちゅうボコボコにされてるけど、あのペースで頭部に打撃を受け続けると、パンチドランカーになるぞ。