題名・冬虫夏草
著者・竹内海南江
発行・幻冬舎文庫た7-1
平成9年12月25日初版発行
普通のサラリーマンが突如巻き込まれるファンタジーな出来事…
名作と比べるとこういう作品は、気軽に読める反面読むスピードも遅くなります、私の場合。
都会の生活にマンネリしてしまった主人公。
ある日現れた別の世界から来た美女。
そして彼女が連れてくる奇妙な面々…。
都会でいつのまにか曇ってしまった自分の心、主人公が本来の心を取り戻すために起こるさまざまな出来事が、ユーモアを交えながら描かれています。
自分を救うのは自分自身、自分が変わらなければ何も変えられない…
失うものがあったとしても、得るものが必ずあるから。
この作品からは、そんな事が読み取れると思います。