070814_1602~001.jpg


題名・銀河鉄道の夜
著者・宮沢賢治
発行・集英社文庫み18-1
1990年12月20日第1刷
1996年7月17日第12刷


銀河鉄道の夜は2冊目となりました。
今回は同時収録の風の又三郎が読みたく購入。

賢治の作品は相変わらず自然と生命に満ち溢れており、心の奥になにか懐かしいようなものが湧き出してきます。

それでいてどこか物悲しいのは、自然の中の厳しい現実も表現されているからでしょう。

風の強い日に転校してきた三郎を見た子供達は、神の子「風の又三郎」ではないかと噂する。
しかし共に学び、共に遊び、特に自然との触れ合いによりしだいに心を許し合う。

十二日目のやはり風の強い朝、既に三郎がまた転校していった事を子供達は知る。

三郎は風の又三郎だったのか…
もう誰もわからない。

どっどど どどうど どどうど どどう…

他、「やまなし」「いちょうの実」「よだかの星」など収録。