題名・アメリカ居すわり一人旅
著者・群ようこ
発行・角川文庫む5-2
初版・平成3年1月25日
平成4年10月30日17版
群ようこさんの若い頃のアメリカ旅です。
ノンフィクションだと思われます。
アメリカ旅というと、大陸横断や、スケールの大きな観光地巡りかと思いましたが、読んでみると非常に限られた地域で、安ホテル暮らしをしながら、全く日常的な生活をおくってます(笑)
アメリカ在住の親戚を頼り、片言の英会話で突撃しちゃった群さんですが、思った通りドタバタな出来事が起こります。
お金が続きそうもなくなった時、ある特殊なバイトにありつき、そのおかげでバイト仲間達と心暖まる?触れ合いが体験できたようです(笑)
結局あまり遠くにも行かず、帰国となったわけですが、なぜか寂しさが読み手側に伝わってきました。
ああ、観光的ではなく庶民的な体験をしたからこそ、心の交流ができたんだな。
だから別れが寂しいんだな。
ま、当の群さんが寂しかったかどうかは謎ですが(笑)
群さんの本らしく、読むと元気になるのは間違いありませんよ♪