『人生フルーツ』などを送り出した東海テレビドキュメンタリー劇場第15弾。令和4年度文化庁芸術祭テレビ・ドキュメンタリー部門優秀賞を受賞した「はだかのER 救命救急の砦 2021-22」を映画化。名古屋掖済会病院のERのありのままを映し出す。監督は、本作が映画初監督となる足立拓朗。プロデューサーは、『ヤクザと憲法』『さよならテレビ』の阿武野勝彦と土方宏史。
かつてない窮地に立たされたERのありのままを映し出すのは東海テレビのクルー。医師たちは、ERの仕事を“究極の社会奉仕”と捉え、日々全力を尽くしている。一方で、外科や内科のように大学病院に支えられた医局制度がない救急科を志望する医師は少ない。ナレーションを排した映像が、映画を観る私たちを地域医療の近未来のカオスへと放り込む。
今回、メガホンをとった足立拓朗さんに、東海テレビで取材!本作は、名古屋シネマテーク閉館から、<ナゴヤキネマ・ノイ>として生まれ変わってスタートする新劇場のオープニング作品。
『その鼓動に耳をあてよ』
2024年1月27日(土)より【東京】ポレポレ東中野、2月3日(土)より【大阪】第七藝術劇場、
【名古屋】2024年3月16日(土)よりナゴヤキネマ・ノイで公開
STORY
全国屈指の荷揚げ量を誇る名古屋港から北へ3km地点にある名古屋掖済会病院のER(救命救急センター)は、愛知県内随一となる年間1万台もの救急車を受け入れている。耳の中に虫がいると泣き叫ぶ子ども、脚に釘が刺さった大工職員、自死を図った人など様々な患者が、24時間365日運び込まれてくる。“断らない救急”をモットーに、身寄りのないお年寄りから生活困窮者まで、誰でも受け入れているのだ。医師は、「救急で何でも診るの“何でも”には、社会的な問題も含まれる」と語る。しかし、新型コロナウイルスのパンデミックで、救急車は連日過去最多を更新する。他の病院に断られた患者が押し寄せ、みるみるベッドが埋まっていき……。
DATA
●プロデューサー:阿武野勝彦、圡方宏史
●監督:足立拓朗
●撮影:村田敦崇
●編集:髙見順
●音楽:和田貴史
●配給:東風
(C)東海テレビ放送