窪田正孝、宮沢りえ、赤楚衛二、坂下監督が登壇!『決戦は日曜日』公開記念イベント! | C2[シーツー]BLOG

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 2022年1月7日(金)より全国公開となった『決戦は日曜日』。本作は、事なかれ主義の議員秘書と、政界に無知な熱意空回り候補者の選挙活動を、豪華キャストでコミカル&シニカルに描いた社会派コメディ。主演を務めるのは数々のヒット映画・ドラマに出演し、2020年NHK連続テレビ小説「エール」で名実ともに国民的俳優となった窪田正孝。そつなく仕事をこなすが政治への熱意は今やない、衆議院議員・川島昌平の私設秘書・谷村勉を演じる。そして、突然父の地盤を引き継ぎ、仕方なく出馬することになった…といいながらも実はやる気満々。世間知らずなご令嬢・川島有美を演じるのは、本格的なコメディ映画は初挑戦の宮沢りえ。さらに有美を支えるクセモノ揃いの秘書軍団には、今もっとも勢いのある若手俳優・赤楚衛二や内田慈、小市慢太郎、音尾琢真など人気・実力を誇る役者陣が集結した。監督・脚本は『東京ウィンドオーケストラ』『ピンカートンに会いにいく』の坂下雄一郎。

 

 

 今回、初日翌日となる1月8日には都内で公開記念舞台挨拶が行われ、主演の窪田正孝、共演の宮沢りえ、赤楚衛二、そして坂下雄一郎監督が参加。抜群のチームワークで遂に公開を迎えたキャスト&監督が、2022年の初笑いトークなどを繰り広げた。

 

REPORT

 


 新春の挨拶を交えながら本作の封切りを喜ぶ窪田は、初の議員秘書役について「ある種のお世話係というか、マネジャーのようなイメージで演じた」といい「もし自分がマネジャーの立場だったらどう動くだろうかと思ったし、言いづらいことや、意見を言いやすい環境をこちらでも作らなければと思いました」と役柄を通して自身のマネジャーへの心構えも変化したよう。

 


 コメディ初挑戦の宮沢は「私は笑うと体の病気が飛んでいくという迷信を信じているので、みなさんも今年一年健康に過ごせるのではないかと思います」と本作においての“笑い”に自信を見せて「コメディということは意識せず、純粋に発言して行動したりする真っ直ぐさとピュアさを大事にしようと思いました」と演じる上での心構えを振り返った。

 

 

 赤楚は撮影時のエピソードとして「小市慢太郎さんと日向にいた時に『太陽の光はいい!』という話題で盛り上がった。小市さんからは『太陽光からはビタミンが取れるので体にいい』と聞きました」とほっこりした会話を思い出していた。坂下監督は撮影するにあたり「絵コンテなど事前にできる準備をして、現場で悩まないようにしました。選挙事務所のシーンでは登場人物も多いので、誰を撮って誰を撮らないのかなど、事前に考えをまとめて臨むようにしました」と万全の態勢で作品と向き合ったと胸を張った。

 

 

 忘れられないシーンについての話題になると宮沢は、演説を邪魔しに来た炎上系YouTuberに激怒する場面を挙げて「なんかちょっと…気持ちが良かった」と肩をすくめて「スカッとしました」とぶっちゃけて笑いを誘っていた。窪田と赤楚も宮沢が激昂するシーンをお気に入りだといい「普通コーヒーだろ!という罵声も一発OKだった」(窪田)、「後援会の方々とのシーンで、部屋の中から怒号だけが聞こえてきて。それが面白かった」(赤楚)と宮沢の激怒熱演を絶賛すると、当の宮沢は照れながら「ありがとうございます」と喜んでいた。

 

 また新春ということにちなみ、それぞれ2022年の初笑いエピソードを発表。窪田は今年初のサウナでの出来事として「関西のおじさんたちの声があまりにも大きく、その声に舌を噛んで笑いを堪えていました」と思い出し笑い。宮沢は「大晦日にタクシーが捕まらず、街灯のないような閑散とした住宅街で寒さにガタガタ震えながら正月を迎えました。その状況が可笑しくて笑ってしまいました」とシュールな状況に初笑い。赤楚は「3回しか会ったことのない実家のワンちゃんが僕を見るたびに吠える。でもお菓子をあげるとすぐなつく。それに笑った」とアニマル笑いを報告。一方、独特な感性を持つ坂下監督は「札束を持ちながらジェットコースターに乗る初夢を見た。しかも風で札が飛ばされていって…。初夢からとても象徴的だと思った」と淡々と語り、宮沢から「最高ですね」とそのキャラクター性を絶賛されていた。

 

 最後に主演の窪田は「笑いの中にも確信を突くようなことが織り交ざっていて、他人事とは思えないことが詰まっています。選挙とは自分たちの身近にあるもので、映画を通してそれをまざまざと描いています。一人でも多くの方々に感想を伝えてほしい」と大ヒットを期待していた。

 

『決戦は日曜日』

2022年1月7日(金)よりミッドランドスクエアシネマほかROADSHOW

公式サイト

 

STORY

とある地方都市。谷村勉はこの地に強い地盤を持ち当選を続ける衆議院議員・川島昌平の私設秘書。秘書として経験も積み中堅となり、仕事に特別熱い思いはないが、暮らしていくには満足な仕事と思っていた。ところがある日、川島が病に倒れてしまう。そんなタイミングで衆議院が解散。後継候補として白羽の矢が立ったのは、川島の娘・有美。谷村は有美の補佐役として業務にあたることになったが、自由奔放、世間知らず、だけど謎の熱意だけはある有美に振り回される日々。でもまあ、父・川島の地盤は盤石。よほどのことがない限り当選は確実…だったのだが、政界に蔓延る古くからの慣習に納得できない有美はある行動を起こす――それは選挙に落ちること!前代未聞の選挙戦の行方は?

 

 

DATA

●出演:窪田正孝、宮沢りえ、赤楚衛二、内田慈、小市慢太郎、音尾琢真

●監督・脚本:坂下雄一郎

●配給:クロックワークス

●上映時間:104分 

 

(C)2021「決戦は日曜日」製作委員会