坂口健太郎×佐久間由衣『劇場版 ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん』INTERVIEW | C2[シーツー]BLOG

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川本 朗(カワモト アキラ)▶名古屋発、シネマ・クロス・メディア
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 息子であることを隠し、父とオンラインゲームをプレイする日々を綴り、累計アクセス数が1,000万を超えたブログが原作。この感動の実話が、スクウェア・エニックスの全面協力を得て、ついに映画化!!普段は広告代理店に勤め忙しい日々を送る息子・岩本アキオ役の坂口健太郎と、突然仕事を辞め、単身赴任先から帰ってきた父・岩本暁役の吉田鋼太郎がW主演を務める。そのほか、佐久間由衣、山本舞香、佐藤隆太、財前直見といった豪華キャストが集結。主題歌「COLORS」を人気ロックバンド・GLAYが担当。

 

 

 今回、キャンペーンで主演の坂口健太郎さんと、佐久間由衣さんが来名!撮影エピソードを語ってくれた。

 

 

INTERVIEW

 

 

Q:この映画の魅力はどこにあると思いますか?

 

坂口健太郎(以下、坂口):このお話をいただいた時、台本を読むまではゲーム要素の強い作品なのかなと思ってました。「ファイナルファンタジー」というゲームを軸にしたストーリーで、ゲームの世界に入ってお芝居するものと勝手に想像していたんです。台本を読んでみると、父親と息子の関係性が、ゲームを介してとても面白く描かれていました。完成した映画を観ても、父親と息子の距離感であったり、リアルパートとゲームパートの2重構造が、新しくもあり、その絡み方がとても素晴らしいんです。シーンの中で、父親と息子のセリフのやり取りは極端に少ないんですが、この少ない設定の中、親子の距離が少しづつ縮まっていく様が繊細に描かれ、主人公のアキオが、父・暁との距離を再構築するために頑張る姿にとても共感できました。ゲームパートで、スクリーンに映し出されるファンタジー映像も見所だと思いますが、リアルパートで描かれる家族の絆であったり、職場での人間関係だったり、ヒューマンドラマとしての要素も魅力だと思います。

 

佐久間由衣(以下、佐久間):ドラマにもなっていた作品が映画化されるということで、劇場版は大画面スクリーンで楽しめる贅沢なエンターテインメント作品だと思います。内容的には、「誰かが誰かを想っている」映画だと思います。私が演じた井出里美は、アキオのことを想っている。坂口健太郎さんが演じたアキオは父のことを想っているし、山本舞香さんが演じた妹の美樹は、彼や家族のことを想っています。ゲームが軸にはなっていますが、「誰かが誰かを想っている」、家族の絆や、人を思いやる気持ちが描かれている、とても温かい作品だと思います。

 

Q:ゲーム世界と現実世界でのキャラクターの差異も面白かったです!

 

 

坂口:僕は現実世界のアキオを演じ、ゲーム世界でのマイディーの声は担当していませんが、台本を読んでる時は、アキオとマイディーは同一人物という気持ちで読んでいました。マイディーとアキオのキャラクターは、表面上や言動においても、かなりの差異がありますが、それはオンラインゲーム「アルアル」だと思うんです。オンラインゲームの世界では、現実の自分とは違うキャラクターに成り替わることができるし、吉田鋼太郎さんが演じた寡黙なお父さんが、インディとして嬉々としてゲームをプレイしている様も「アルアル」な設定なんです。僕が気をつけたことは、マイディーとしてゲームの中で起こっていることは、アキオとしても体験していることなので、現実世界とゲーム世界のシーンのつながりを再確認しながら演じていました。

 

Q:リアルパートとゲームパートで2人の監督が居るのも斬新です!?

 

坂口:僕が演じているリアルパートの撮影と、ゲームパートの撮影では監督もスタッフさんも違います。ゲームパートの監督さんともお話はさせていただいてましたが、逐一擦り合わせをするわけではなかったので、出来上がりに関して言うと、楽しみではありましたが、正直不安でもありました。完成したものを観た時は、そのクオリティに驚きました!現実とゲームの世界観の違いを大いに感じ、ゲームパートとリアルパートでのキャラクターの感情の流れが、実にうまく表現されていたと思います。

 

Q:楽しかった撮影エピソードはありますか?

 

佐久間:職場の先輩・吉井晋太郎を演じた佐藤隆太さんのアドリブが凄かったです。笑いが止まりませんでした。

 

 

坂口:佐藤さん、途中からほとんどアドリブでした。いろいろなことをされていたのですが、それが吉井というキャラクターにピッタリで、監督も僕もみんなが爆笑していました。

 

Q:今回、家族のコミュニケーションツールの一つとして、オンラインゲームが題材になっています!

 

坂口:個人的には、父親と積極的にコミュニケーションをとれているので、僕にとって寡黙な父親という存在はイメージしずらかったですし、ゲームでコミュニケーションをするという発想はなかったです。オンラインの世界って、使い方次第で、いい方にも悪い方にも使えてしまうので、色々難しい点はあると思います。ただ、この映画で描かれるアキオと父・暁が、「ファイナルファンタジーXIV」を使ってコミュニケーションをとっている姿をとっても愛らしく感じました。家族間コミュニケーションは、どんな形であれ絶対に必要だと思うので、この映画を通じてオンラインゲームもコミュニケーションの手段として、今っぽいですが、アリかもって思えました。

 

佐久間:私は、元々アナログなモノが好きなんですが、デジタルなモノでも体温を感じることができるのは、やはりツールの使い方なんだと思いました。この映画ならではのコミュニケーションの在り方を提示することで、オンラインゲームをツールとした新たな価値観が生まれ、いい形でのコミュニケーションツールとして認識されるんじゃないかと思います。オンラインゲームにのめり込み過ぎることによる弊害もあると思いますが、オンラインゲームによって救われることもあるんだと、映画を観て思いました。

 

『劇場版ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん』
2019年6月21日(金)よりTOHOシネマズ名古屋ベイシティほかROADSHOW

公式サイト

(C)2019「劇場版 ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん」製作委員会 ©マイディー/スクウェア・エニックス