秦建日子監督、由紀さおり、小林豊、本田剛文、柳ゆり菜『ブルーヘブンを君に』記者会見REPORT | C2[シーツー]BLOG

C2[シーツー]BLOG

川本 朗(カワモト アキラ)▶名古屋発、シネマ・クロス・メディア
C2[シーツー]の編集・発行人。 毎月30本アベレージで、
年間300本以上を鑑賞。“シネマ・コネクション”を
キーワードに、映画をナビゲート!
▶シーツーWEB版  www.riverbook.com

 

 

 地方創生ムービー・映画『クハナ!』『キスできる餃子』を手がけた秦建日子監督が、第3弾として取り組むのが、岐阜県西濃エリアをメイン舞台にした映画『ブルーヘブンを君に』。自治体や地元企業が参加し、地域活性化につなげる地方創生ムービーとして、大垣市や揖斐川町、大野町、池田町などで2019年5月〜6月に撮影進行中。

 

 大野町の河本バラ園で開発された青いバラ「ブルーヘブン」を軸に、スカイスポーツや木曽三川など地域の魅力を盛り込んだ物語が展開される。

 

 主演は今年デビュー50周年を迎え、映画初主演となる女優で歌手の由紀さおりさん、青いバラを誕生させた「ばあちゃん」役。「相手を思う家族の原点みたいなものが描かれればいいなと思います」と語る。さらにBOYS AND MENの小林豊さんと本田剛文さん、ヒロインで柳ゆり菜さんが出演。

 

 今回、5月16日(木)に、撮影中の河本バラ園を会場に、『ブルーヘブンを君に』監督・キャスト記者会見が行われ、秦建日子監督、由紀さおりさん、小林豊さん(BOYS AND MEN)、本田剛文さん(BOYS AND MEN)、柳ゆり菜さんが登壇する記者会見が行われた。

 

REPORT

 

 

『ブルーヘブンを君に』監督・キャスト記者会見

 

日時:5月16日(木)17:00~17:30

会場:河本バラ園(岐阜県揖斐郡大野町大野775)

http://www.kawamotorosegarden.com

 

登壇者:秦建日子監督、由紀さおり、小林豊(BOYS AND MEN)、

本田剛文(BOYS AND MEN)、柳ゆり菜

MC:松岡ひとみ(シネマパーソナリティ)

 

MC:まずは、一人づつご挨拶を!

 

秦建日子監督(以下、秦監督)

 

「本日は、お忙しい中、『ブルーヘブンを君に』の記者会見にお集まりいただきありがとうございます。無事にクランクインいたしまして、ここまで順調に撮影を進めております。もう、折り返しも過ぎて、撮影も残りわずかとなりました。天候にも恵まれまして、とてもイイ形で撮影ができております。このままの勢いで、地元を盛り上げる素晴らしい映画に仕上げ、皆様のお手元にお届けできればと思っておりますので、是非応援のほど、よろしくお願いします」

 

 

由紀さおり(以下、由紀)

 

「皆様、お忙しい中、こういう機会を作っていただきありがとうございます。昨年の12月に岐阜県庁で制作発表が行われ、あっという間にクランクイン!秦監督の言葉通り、地元の方々の熱い声援をいただきながら、集まったキャスト、スタッフと和気藹々と撮影を進めております。この岐阜には、これまで歌を歌うために、何度も訪れてきたのですが、今回は、演じる冬子という役と、映画の撮影を通して、これまでとは違う岐阜の姿を知ることができて大変感激しております。この映画の本当の主役は、今、私どもの目の前にあります青いバラ『ブルーヘブン』です。この会場『河本バラ園』の河本純子さんが、20年もの歳月をかけ、交配に交配を重ねて作り上げた品種が『ブルーヘブン』です。今日も、河本さんとお話しをさせていただいたのですが、お人柄に触れるにつれ、本当にバラ作りがお好きなんだということが、ひしひしと伝わってきました。映画では、バラを愛する心を持って、冬子を精一杯演じたいと思います。みなさんのご要望にどこまでお応えできるかは分かりませんが、この映画を通じて、岐阜の素敵なところをたくさん紹介出来れば幸いです」

 

小林豊 BOYS AND MEN(以下、小林)

 

「冬子の孫役の蒼太(兄)を演じています小林豊です。今回の作品は、由紀さおりさんの50周年の作品でもありますし、僕たちBOYS AND MENとしては、東海3県を中心に活動しているグループなので、僕たちにしか出来ない何かを、この映画の中で表現出来ればと思っています。お芝居だけでなく、地方創生ということも考えながら演じさせていただいています。岐阜のこと、まだまだ知らないことがたくさんありますが、岐阜に来る度に、『岐阜のグルメキング』になりたいと、美味しいグルメを堪能しています。お花も綺麗ですし、空気もいいし、景色もいいしと、僕らが感じていることが、そのままフィルムに焼き付けられると思いますので、心が癒される素敵な岐阜を、この映画を通して感じていただけたらいいなと思っています」

 

本田剛文 BOYS AND MEN(以下、本田)

 

「冬子の孫役の正樹(弟)を演じています本田剛文です。由紀さおりさんを核とした、良いチームワークで撮影が非常に順調に進んでおります。この映画は、生きていくことに対して、素敵な追い風になるような作品になるんじゃないかと思っています。世界初の青いバラ『ブルーヘブン』、晴天続きの撮影、清流・揖斐川と、個人的には『青』が基調になった美しい映像も楽しみにしています。完成まで引き続き応援よろしくお願いします」

 

柳ゆり菜(以下、柳)

 

「整備士の鈴木夏芽役を演じています柳ゆり菜です。先ほど、由紀さおりさんとの2人のシーンを撮影し終えたばかりなんですけど、由紀さんの持つパワーと、主人公・冬子の強さとしなやかさが相まって、演じている瞬間にグッと引き込まれる瞬間がありました。夏芽は、冬子さんに憧れて職人になる女性なので、その気持ちにすごく共感できました。あと、岐阜の方々の素晴らしさに触れ、現場に行くと幸せになれる、私にとっての岐阜は、パワースポットのような存在になっています。撮影現場で、スタッフ・キャストが同じように、楽しく前向きな気持ちでいられることに感動しきりです。この映画はきっと、人を元気にする『エネルギー補給映画』になると予感しています。是非楽しみに待っていてください」

 

 

Q:秦監督のSNSで撮影状況をとても楽しく拝見しています!

 

秦監督「SNSの配信は映画の宣伝になると思って、日々頑張って配信しています」

 

Q:順調に撮影が進んでいるとのことですが、手応えは感じますか?

 

秦監督「地元の皆さんの熱がすごくて、とても手厚くバックアップしていただいております。毎朝、早朝から手作りの朝ごはん、お昼には炊き出しを、撮影が早く終了した日には、キャスト&スタッフを温泉に連れて行っていただいたり、本当に至れり尽くせり、恵まれた環境の中で撮影させていただいてます。いろいろな現場を経験しているスタッフから『大作映画でも、これほどいい環境で仕事をさせてもらえない』という声が上がっているほどです。地元の熱に、背中を押していただきながら、とてもエネルギッシュに撮影できていることに大変感謝しています」

 

Q:この映画の中で、一番力を入れていることは何ですか?

 

秦監督「この場ではまだ発表できないのですが、主演が由紀さおりさんということで、『由紀さんと共演できるなら!』と、素敵なキャストが集結してくれました。その役者さんたちが現場で生み出すハーモニーというか、コラボレーションを大切にしながら撮影していけたらと思っています。また、そのキャストの方々が皆さん、岐阜を愛してくださっていて、岐阜とキャストのハーモニー、役者同士のハーモニー、その両方を丁寧に映した映画に仕上げたいと思っています」

 

Q:現場での由紀さおりさんの印象は?

 

秦監督「現場では、僕からのリクエストを快く聞いていただきながら、でもそこに、ご自身のアイディアを付け加えて、僕のリクエストを自分のカラーに変換して、2倍にも3倍にもして戻してくれるんです。その引き出しの多さ、懐の深さには感服いたします。あと、現場の雰囲気を厳しくし過ぎず、だらけることもせず、座長として非常にいい雰囲気を保ってくれています。真のプロフェッショナルとは、こういうことだということを僕自身が、由紀さんから勉強させていただいている感じです」

 

 

Q:BOYS AND MENとの共演はいかがでしたか?

 

「とてもとても紳士で、優しくて、いつも『3バカ』といじられながら、仲良くさせていただいています。コミュニケーションが取りやすいのが一番で、アドリブできついことを言ったりすることもあるのですが、みなさんのおかげで本当に楽しく撮影させていただき、甘えさせてもらっています」

 

Q:小林さんから由紀さんへ質問があるということですが?

 

小林「役を演じる上で大切にしていることを教えてください!」

 

由紀「今回は、自分の実年齢に近い役を演じさせていただいてます。自分のセリフの中に『おばあちゃんです』というのが出てくるのも初めてです。映画を観る方に、ドレスを着て歌っている由紀さおりのイメージを想像させないキャラクターになり切ろうと思いました。髪の色をここまで黒くしたのも何十年ぶりだったので、鏡を見て『私じゃないみたい』と思ったほどです。役を演じる上で、自分の中に新しい発見がいくつもありました。自分で少しづつ役のイメージを作っていく時間がすごく大切で、そういう段階を経て現場に入ったことはすごく良かったと思っています。生身の私が、この役から離れないように、素の私を役に投影できればと思っています。あとは、秦監督はじめ、若いキャストの方々と、楽しくハツラツと仕事ができていることが、この役に良い影響を与えていると思います。華やかな気分になってウキウキと演じています」

 

ブルーヘブンを君に

2020年全国公開予定

公式サイト  

 (C) 映画『ブルーヘブンを君に』製作委員会