行定勲監督『ピンクとグレー』名古屋キャンペーン! | C2[シーツー]BLOG

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川本 朗(カワモト アキラ)▶名古屋発、シネマ・クロス・メディア
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 現役アイドルの加藤シゲアキが、芸能界の嘘とリアルを題材に描いた小説「ピンクとグレー」。この問題作を『GO』『世界の中心で、愛をさけぶ』の行定勲監督が、映画初出演となる中島裕翔を主演に抜擢し映画化!原作を大胆にアレンジし、観る者に驚きと感動を与える仕掛けで、ダイナミックかつ繊細に物語を紡ぎ出す。

名古屋キャンペーン



 今回、公開前となる11月17日(火)に行定勲監督がキャンペーンで来名。宣伝文句にもなっている「幕開けから62分後に訪れる「ピンクからグレー」に世界を変えるスクリーンで繰り広げられる“ある仕掛け”」のことを、熱く語ってくれた。

インタビュー



Q:原作を大胆にアレンジする上での方向性は?

A:行定勲監督(以下監督)「原作から感じ取ったモノをいったん拾い集め、『どう描けば映画的に観客が楽しめるのか?』を真剣に考えました。脚本に関しては、その部分での格闘だったですね」

Q:「幕開けから62分後」の展開、物語の構造がすごく面白かったです!

A:監督「必然的に導かれました。このアイディアを出したのは僕なんですが、脚本家(蓬莱竜太)とこの小説を読んだ時に、小説では、ある事件が起きて、そこを起点に過去と現在の時間軸を行ったり来たりするんです。それはそれで面白いんですけど、映画にした場合はよくある手法でもありますし、僕の中では『肉迫しない!』と思ったんです。で、どうしようかと考えました。脚本家との話し合いでは、小説をフラットに捉えて、淡々と綴っていった方が、青春群像として積み上げていった方がいいのではという結論になったんです。例えば、北野武監督の『キッズ・リターン』なんかも、栄光と挫折に分かれていて、最後はどうなるのかっていう感じじゃないですか。そんな感じで、まず脚本家に書いてもらい、いったんそれを吟味した時に思いついたんです。『この形にすれば、ごっちとりばちゃんをちゃんと語れる』って確信してこの手法をあみ出しました。でも、この原作がなければ、こんなことを思いつくこともなかったし、今回オリジナルの手法で映画化できて良かったと思います」

Q:キャスティングについては?

A:監督「中島裕翔くんについては、映画は初めてと言いつつも、子役からの演技経験もあるし、アイドルとしてのプロフェッショナルなスキルもあるし、最初から心配してませんでした。非常にポテンシャルも高かったですし、本作で2つの顔を見事に演じ分けてくれました。映画俳優としても今後期待できる存在になっていくと思いますよ。菅田将暉くんは、今は演技することがすごく楽しい時期だと思うし、もの凄く衝動的な演技を仕掛けてくるから面白かったですね。かつての窪塚洋介を彷彿させる感じでした。彼から発せられる言葉とか仕草とか、本当に天才的だと思います。夏帆ちゃんは前から好きな女優さんです。全体的な雰囲気、少し色気があるというか、微妙な表情や、気持ちバランスの悪いところに魅力を感じていました。今回は、彼女の持つそういう部分を生かしたいと思ってキャスティングしました。柳楽優弥くんに関しては、最初からこの役は彼しかいないと思って直談判もしましたし、早い段階からオファーしました。彼自身も、芸能界で色々な経験をし、紆余曲折あって今に至っていると思うので、やっぱり映画の中で圧倒的な存在感を放っていると思いますよ」

Q:モノクローム映像の効果は?

A:監督「後半をとにかく生々しく見せたかったんですよね。カラーって情報量がたくさんあるので観る方は目移りすると思うんですよ。色のないモノクロームは情報量が少ない分、ある部分を効果的に注目させ、観る人を凝視させることができるんです。例えば目をギョロっとさせると、すごく誇張させる効果が得られるんです。今回、人間の憎悪、愚かさ、焦り、肉体を誇張させ、生々しくする手法として使っています。タイトルが『ピンクとグレー』だからモノクロにしたという安易な発想ではないですよ(笑)」

Q:行定監督がこの青春群像劇に込めた想いとは?

A:監督「壁ドン映画が沢山制作される日本映画の流れの中で、風穴を開けたかったという想いはあります。この映画は、イケメンが出て来て、恋愛模様があって、夢を見させて終わるような映画ではありません。アイドル映画だと思って舐めて観に来たら痛い目に遭うかもしれません(笑)。ある記者さんが『行定監督もアイドル映画を撮るようなご時世になったのか』と嘆きながらこの映画を観たらしいのですが、観終わって目が点になったと言ってました。映画ファンは楽しめる映画だと思います。アイドルのファンにももちろん観てもらいたいです。ただ僕は映画の可能性をなくしたくないんです。何か観客に爪痕を残すような映画を作る事が僕の使命だと思っています」

『ピンクとグレー』1/9(土)→TOHOシネマズ名古屋ベイシティほか



公式サイト

(C)2016「ピンクとグレー」製作委員会



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