男なのに…なんて言われそう。
夜中に韓流ドラマをコソコソ観て泣いていたのとはわけが違います。
これまでに父親が何度か重体になった時は、なぜか「大丈夫だろう」という心境だったんですね。
しかし、今回の母親の件に関しては、不安で不安で仕方がなかったのですよ。
しかし、そんな私の心境に変化が出てきました。
この44年間育ててもらった恩返しをしよう
独身で好きなことばかりしてきた自分ですが、おふくろのために可能な限り時間を割いて、今生の最高の思い出にしてもらおう。
立派な息子というよりは道楽息子の方がピッタリな自分だけど、身の回りのことは親父と一緒に一生懸命やらせていただきます。
二度も大病で失いかけた人生だけど、生きていてよかったと思ってもらいたいですね!
おふくろのお陰で、親父ともまたよく喋るようになったし、家族で共有する時間も長くなりました。
…
話は変わります。
脳梗塞の後遺症についてMY介護の広場によると、
脳梗塞の後遺症は「運動障がい」「感覚障がい」「構音障がい」「高次機能障がい」などが多くの場合起こりますが、その一部またはすべてが後遺症として残ることがあり、脳梗塞の症状同様に百人百様です。
とあります。
わかりやすいのは半身マヒや言語障害。
しかし、今回母親にはマヒはなく、若干の記憶障害と呂律が回らなくなった程度。かなり軽い症状と言えます。
この脳梗塞、いつ発症するかがわかりません。そうなると、今回母親が病院で脳梗塞を発症したというのは運がよかったとも言えます。確かに敗血症と併発してはいますけど、家にいる時などに発症していたら…
寝たきりで喋ることもできなくなったりしていたらどうなってたんだろう
そう考えた時、うちの母はとても運がよかったと言わざるを得ません。
今回の件で、いずれはくるであろう両親との別れについても覚悟ができました。
結婚もできずに今日まで過ごしてきた44年間。
お嫁さんと孫の顔を見せることは未だできていないけど、もっとおふくろを大事にしてあげたいと思ってます。
おふくろがたまに目尻にシワを寄せて満面の笑みを浮かべることがあるんですけど、本当にいい顔しているんだ、これが。