10月12日、平成30年第2回、阿賀北広域組合議会定例会議が開催されました。
当組合の事業において、大きな流れがありましたので記させていただきます。
阿賀北広域組合とは、
阿賀野市と新潟市が共同で出資・助成を行うもので、現在は、清掃センターにおいてし尿処理と、阿賀北葬祭場(火葬場)を阿賀野市と新潟市北区で共同使用しています。
よって、本議会は、新潟市から5名、阿賀野市からも5名の議員で構成されています。
私も当議会に選出していただき、議会運営委員会の委員も務めさせて頂いております。
本議会おいて、清掃センター敷地内にある旧処理棟の今後の管理について一般質問をさせて頂きました。
旧処理棟から現在の新処理棟に移ってから、16年以上の歳月が流れ、
旧処理棟は大変老朽化が進み、現在は何にも使用されていない。
旧処理棟は今後使用する見込みがなく、安全面、景観を含む環境面からも、解体除去する必要がある。
田中管理者(阿賀野市長)の回答は、
“今後、3年をめどに、解体する方向ですすめる”
との大変前向きかつ、具体的な期間を付して回答を頂きました。
今後は、新潟市、阿賀野市双方が同等の割合で、本除去事業へ予算化を進めることになると思います。
除去事業は、公共施設等の適正管理に係る地方債処置の拡充の中にも該当はしますが、起債をしても交付税処置(国が負担してくれる)の該当項目はなく、起債(充当率90%)しても、全ては新潟市・阿賀野市の持ち出しとなります。
財政状況の大変厳しい中、解体を進める方向に舵を切って頂いた、田中管理者、髙橋副管理者(新潟市副市長)には感謝申し上げます。
旧処理棟の解体事業についての一般質問は、実は過去2回ほど、昨年12月にご逝去された故雪議員によって行われており、解体の必要性は議員、執行部の共通認識としてあったものの、具体的な動きはありませんでした。
今回の一般質問で “ 満額回答 ” 頂いたことを、雪議員の御霊にご報告するとともに、私のあと2年の任期の中で、具体的な計画(公共施設等総合管理計画)策定と進捗を伺いながら、旧処理棟の解体を達成してゆきたいと思います。
今後このような老朽化した公共施設の除去事業は日本全国各地でどんどんと行われるものと思いますので、国として交付税処置の在り方も検討する必要があるとともに、いかに安価に解体をするかの行政と民間事業者の努力も必要になると考えます。