「フルマラソンのタイムを伸ばすなら」を再開しています。秋の大会に向けた取組みを書いて来ました。そして、スロー動画を活用すると、ランニングフォームを確認・分析できると紹介しました。
僕は運動音痴なので、身体が思った通りに動かせないんです。鉄棒でグライダー、跳び箱は高い段をマッタク跳べませんし、ダンスも苦手ですもんね〜
実は、そんなことから、考えてることと、やってることが合ってるの?と思います。そして、実際に見ると、アチャーと思うことが大きいんです。
実は、走り始めた頃、僕は動きが大きなストライド走法と思っていました。ですから、友人にピッチ走法と指摘されて、あれ?そうなの?と思いました。他の友人からは速く走ってるように見えないなど、言われる度に自分が思い描いていた僕自身の走る姿と実際とのギャップの大きさに気づきました。
勿論、現実には初めての大会から動画は残されているんですよね。でも、当時はどんな走り方が良いのか?他の方はどうやって走られているのか?なんてマッタク知らなかったんですよね。
ただ、最近の僕は自分らしさを考えています。
そうなんですよね、僕は「走ることは大切」ですが、それと同じように「考えることも大切」だと思っています。
僕は子供の頃から運動が苦手だから、頭で考えて少しでもその苦手部分を補おうとして来ました。
例えば、大学時代に励んだテニスでは、メンタルタフネスを向上させるために、得点が決まった後に心を整理して、次に集中する動作を色々取り組みました。
仕事でも、体力勝負は無理なので、毎朝に1日の仕事を整理したり、順番を決めていました。
実際は本当に小さなことなんですよ。
それでも、思った通りに、身体が動かせないので、少しでも良いから、と思って取り組んでいました。
今日はそんな僕の「考える部分」について書いていきます。
前日に大迫選手のランニングフォームを観て頂きましたが、彼のフォームを観た時、あんなに身体のツイストを活かしていると知っていましたか?
皆さんも当然、走る時に腕を振っていらっしゃると思います。でも、僕の中には瀬古利彦さんの腕振りが強烈にあって、肩の線はツイストさせないのが普通だと思ってました。
この場合、腕振りは正に腕を前後に振ることになります。
これに対して、大迫選手の腕振りは腕を振るより、肩をツイストさせているんですよね。ですから、肘や拳が動く量は小さいんです。
これは「結果的に何が違うのか?」というのを僕は考えるんですね。
僕自身は50代だから身体全体の筋肉を効率良く使えるようになりたいと思って、取組んできたことなんですが、大迫選手がやっている訳です。動画は入れてませんが、高橋尚子さんも基本的に同じ走り方です。彼女も肩のツイストが大きいです。
肩をツイストさせる時、ツイスト状態を解こうと力が働きます。この時、身体はバネのようになるんです。ですから、この戻ろうとする力を蹴りに活用するのです。
活用と書きましたが、実際は無意識ですよね。勝手に使われる感じです。
初めは、こんなことを考えていましたが、足を蹴るタイミングとツイストが戻ろうとするタイミングを合わせた方が蹴りが強まるのでは?と考えるようになりました。
それに、着地して地面からの反発を受け取るタイミングも重ねたら、もっと強く蹴れるのでは?
前傾姿勢が強い方が前への推進力につながるなぁ、とか、1つのことをキッカケに様々なことを考えて、上手く行くのか?考えてきました。
実際に言いますと、僕の考えることが正しい訳ではありません。試してみないと分からないことも多いです。また、正しかったとしても、実際に行ってみますと、変な癖につながることもあります。