市川市のカイロプラクティックサロン本八幡です。
以前から感じていましたが、手首の腱鞘炎の方が増えてきました。
手首の痛みと思いがちですが、痛い個所は親指側辺りかその下方になります。
拇指屈筋、拇指外転筋などの炎症と考えられます。
なので手首でなく親指（拇指）の問題なのです。
一昔前だと美容師さん、小さなお子さんがいるお母さん方など特定の方が大半でした。
ハサミでの作業、お子さんを抱っこする時間が長いなどが原因です。
どちらも親指への負担が大きいです。
最近は年齢、性別、職種に関係なく増えてきてます。
主な原因にスマートフォンがあげられます。
海外ではSmartphone thumbと呼ばれています。
thumbは親指（拇指）です。サムアップはこれですね⇒
ちなみに私はスマートフォンを両手で扱います。不器用なので
片方で持ち、反対の人差し指でクリックしてます。
密かにサロンに来ていただいているクライアントさん数人にアンケートをしてました。
スマホを片手か両手かと。また手首に痛みはありますかと。
結果、両手で操作される方は比較的片手の方より腱鞘炎を避けられています。
なので、当サロンではスマホは両手で扱いましょうとすすめています。
便利なスマホを手放すのが惜しいなら。
便利になるとどこかに犠牲が伴います。
直立二足歩行を獲得した人類は言語や道具を扱えるようになりました。
しかし腰痛や肩こりが生じてきます。
大げさに言えば人類は便利さを手に入れましたが、引き換えに手首の腱鞘炎への可能性があると宣告されています。
他の哺乳類と違い、我々も属している霊長類は母子対向性が特徴です。
母子対向性とは親指が他の四指と離れて向かい合わせになっていることです。
モノが掴めやすく、樹上生活への適応が楽になりました。
木を掴むまでなら良かったのかもしれませんが、我々は他の霊長類よりも親指を酷使しています。
少しでも親指を休ませるなどの意識を持ちましょう。