【伝える力】
ということで、最初にも言いましたがオーディション期間ということで、
連載としてしばらく長文を書いてきました。
「もとしどうしたの!?遺書でも書き始めたの?」
とか思われる方もいたかもしれませんが、別に普通です。
というかそれどころか9月18日は誕生日でしたw
流れを切ってしまうのでスルーしてましたが、
メッセージなど頂いた方ありがとうございました。
今年も頑張ります。
別に普段はペラペラと説教とかする人ではないです。
昔は人といると寡黙な人ですねというくらい喋らなかったのですが、
立場上リーダーとかになるとそういう訳にもいかなくなって、
やっぱ喋る時は喋らないといけないということに気づいて、
努力して喋るようになりました。
努力して喋るようになると、本当はもともとは無口だけど立場上努力して
頑張って喋ってる人も多いんだなと気づきました。
だから無口で許されるのはまだ何の役にも立っていなくて、
いてもいなくてもいいポジションだから許されていただけなんだなということにも気づきました。
だから油断すると僕はスイッチが切れたように喋らなくなります。
たまにほとんど喋らないような人が入ってくると、
気持ちはすごいわかる、俺も昔そうだったから、
でもちゃんと考えてることを出していかないとうまくいかないよ、
みたいなことは多少言っていきます。
無口というのは単純に頭がからっぽだから言葉が出てこないという場合と、
色々思考が絡まってうまく言葉としてまとまらないとかパターンがあると思います。
前者はとにかく本などを読んで言葉をインプットしていくこと。
会う人がわかっている場合は質問を用意しておくこと。
後者は何を悩んでるのかワードで図にして(マインドマップという)
整理していくことなどで解決できます。
芦田○菜はどんな質問をされても子供とは思えない豊富な表現力で大人と対等に会話をしていました。
普通子供は「おもしろかったです」「楽しかったです」しか出てきません。
なんでそんなにすごいのかと言えば、とにかく一日中本を読んでいるからということでした。
小学校の図書室の本はほぼ全部読んだということです。
それくらい読めば自然と湧いてくるようです。
よく「相手に慣れてきたら喋ります。最初は人見知りです。」
みたいなことを言う人がいますが、それでは音楽活動はだめなのです。
最初に会った人とどれだけ意思疎通ができるかで勝負は決まります。
そこで関心を持たれなかったら次はありません。
少なくともそういう努力をしてますということが伝わらないと塩対応とか言われて去られます。
でも大人しい人の方が実は饒舌になれると言います。
テンポがゆっくりだったり理解して喋るので相手に伝わりやすい。
ヒトラーは寡黙な人だったけど演説のスキルを磨いて大衆を導きました(例えが悪いが)。
「英国王のスピーチ」という映画では吃音で心を閉ざしていた英国王が、
スピーチの猛特訓をして戦時中の国民に勇気を与えることが描かれています。
矢沢○吉が「どんなに最高の音楽を用意しても結局最後は悔しいけど言葉で説得しないといけない。それが現実なんですよ」
みたいなことを以前インタビューで言っていたのがちょっとした衝撃でした。
ロックでガツンとやればそれでOK!みたいな人なのかと思っていたので。
まぁそれくらい言葉というのはどの分野でも重要なんですよね。
アップルのスティーブ・ジョブズは人生で一番時間を費やしたのがプレゼンの練習だったと言います。
新製品が発売される時のあの発表会です。
ステージ上を行ったり来たり、スクリーンを指さしたり、
冗談を言ったり、あたかもアドリブでやっている挙動その一つ一つは全て計算されたものでした。
プレゼンに全てをかけて人知れず猛特訓をしていました。
この製品が売れるかどうかは自分の伝え方で全て決まるということがわかっていたので、
それくらい時間をかけたのです。
あと普段は全然喋らないけど生配信ならペラペラ喋れるという人もいました。
これは僕にとってはちょっと衝撃でした。
ひょっとしたら最近はこういう人も増えてるのかもしれません。
これはこれでありだと思います。
普段喋れないけど配信で伝えていくという方法もありかなと思います。
これから生配信の需要はどんどん増えていくと思いますので配信が好きという人は武器になると思います。
ということでひとまず【連載】は終了します。
長い時間をかけて読んで頂いた方ありがとうございました。
おわり