ミクスONLINEから転載いたします。
「MRは地域包括ケア実現をサポートせよ」
すてきなメッセージです。
https://www.mixonline.jp/Article/tabid/55/artid/51000/Default.aspx
MR大量投入時代は終焉
MR大量投入時代は終焉した。ブロックバスターと呼ばれる大型新薬が数少なくなる中で、今後は難治がんや中枢神経系の革新的新薬が活況の時代を迎える。これら薬剤を扱うことのできる医師は専門医に限られる。また、こうした疾患を管理する医療機関も、これまでのような全国全ての病院・診療所という訳にはいかず、専門医のいる専門病院に集約化されるだろう。
厚労省は2015年度から地域包括ケアの実現にむけて本格的な取り組みをスタートさせる。その点で言えば、MRに求められる能力は専門的な情報を専門医と共有し、新薬の価値を最大化することで患者のベネフィットを守るということに他ならない。
一方、プライマリケアの領域でも、医療圏単位の病診連携、診診連携、さらには医療・介護の一体的連携などの議論に発展し、そこに関わる医師や薬剤師、看護師などの多職種連携が重要な役割を果すようになる。であればMRが担う役割も様変わりしなければならない。もちろん自社新薬の有効性・安全性情報の提供は必須だが、これに加えて地域内での医療受給や地域内における医療情報ネットワーク構築などをどうサポートするかも重要な役割になると考える。まさに医療への貢献が求められるという訳だ。
新年号に際しミクス編集部は「MRは地域包括ケア実現をサポートせよ」というメッセージを発信した。MRにとって2015年は“医療貢献元年”として様々な議論が拡大し、発展することを望む。