川栄李奈にみる、AKBの残酷なテーゼ | 超絶メタアナリシス

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☆☆☆ 都心(台東区)在住です ☆☆☆

りっちゃんこと川栄李奈がNHK朝ドラにレギュラー出演することが決まったみたいですね...
↓↓↓
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151105-00000023-sanspo-ent
http://mdpr.jp/news/detail/1540127

  

主役ではないにせよ、ちょい役というわけでもないようで、女優としての階段を着実に一歩上がったように思えます... 

  

NHKの朝ドラには、かつて、渡辺麻友、横山由依、ぱるるなどがオーディションに落ちていたらしいですね(9月16日の記事参照)。 

  

それに対してりっちゃんはオーディションで認められたとのことなので、競争に勝ったとも言えると思います。 

  

やっぱり、選挙順位やAKB内の序列なんかじゃ、芸能人としての能力や素質は測れないんですねぇ... 

  

”女優”として生き残れるかどうかは、やはり、一般人気... 

  

一般人の目線から見た、好感度や親しみやすさ、演技の魅力、個性などだと思います。 

  

そもそも、川栄李奈は、AKB在籍中、アイドルらしからぬキャラでアピールしていました。 

  

ひとつ、足がくさいキャラ...
ふたつめ、おバカなキャラ... 

  

いずれも、”正統派アイドルとしての道”、”王道アイドルとしての道”を放棄したかのような活動をしていたと言えます。 

  

しかし、初めて総選挙で選抜入りしたときのスピーチは、おバカなんかじゃなく、しっかりしていました。 

  

今年の横山由依の総選挙スピーチのほうが全然ダメでした。 

  

マジめで努力家で、次期総監督として推されている横山由依は、NHK朝ドラのオーディションに落ち、総選挙のスピーチにも失敗し... 

  

その一方で、おバカで異端児な川栄李奈は、NHK朝ドラのオーディションに合格し、総選挙のスピーチにも成功... 

  

こうしてみると、AKB村で昔から言われてきた価値観は、むしろ卒業後はジャマになるのだとも言えないことはないわけです。 

  

いわく、握手会をきちんとしろ、常にマジめに努力しろ、アイドルとしての自分をみがけ、とか何とかかんとか... 

  

これを、”AKBのテーゼ”と呼ぶことにするならば、それは、残酷な天使のテーゼならぬ、”残酷なAKBのテーゼ”なのかもしれません... 

  

卒業後はむしろジャマだろう、ってわけです... 

  

塩対応や最近の握手会欠席でイメージの悪い島崎遙香が、逆に、映画『劇場霊』の主演に抜てきされたことからも、このことはうかがわれます。 

  

こうしてみると、AKBが将来の芸能界でやっていくための踏み台や学び舎だなんて、最初から神話だったのかもしれません... 

  

  
了 

  

  

P.S.

昨日の『王様のブランチ』で、映画「劇場霊」を紹介しておりました。

10時45分くらいから、5分ほどやってましたね。 

私はホラーやバイオレンスは苦手なので、見ないですが、

いち芸術作品としてみると、なかなかの仕上がりのようですね。