日曜夜の『魁!音楽の時間』でAKBの『僕たちは戦わない』を見た。
「かなりみんな慣れてきたな」と感じた。
しかし、これまでで一番難易度の高いダンス曲ということだったが、それが不思議と感じない。
これまでのAKBのダンス曲はただ激しいだけだったが、これは違う...
激しいダンスではなく、何かをアピールしようとしているところがいい。
今まではダンス自慢という印象があったAKBのダンス曲だが、この曲は、いろいろなものを訴えるようなダンスだ。
平和,赦し,反戦,愛,・・・
そして、ダンスと歌が一体となって訴えてきている...
見る者の感覚にダイレクトに浸透させようとしているかのような...
わかりやすくひと言でいえば、”芸術性”があるというのだろうか...
今までの48グループのダンスに一石を投じたような感じだ...
ダンスというものは、うまい下手じゃないんだよ。
”ダンス”というものの本来の意味は、見る者にメッセージを視覚で伝えることなんだよ。
そう言っているような感じがする...
ダンスがうまい自分の推しメンを自慢げに吹聴するようなファンを、まるでピエロにしてしまうかのような、そんなダンス曲である...
これは、レコード大賞のノミネート曲になるんだろうな、おそらくは...
秋曲はリリース後の時間が短くて1年を代表する曲にはなりにくく、『GreenFlash』はミリオンぎりぎりだ。
選挙選抜曲がどうなるかはわからないが、『僕たちは戦わない』が今みせているインパクトを越えるものは、なかなか出てきそうにもないと思える。
年末は、この『僕たちは戦わない』で決まりだな。
たかみな卒業に、10周年記念イベント...
そして、ぱるるセンターの『僕たちは戦わない』が、レコ大に、紅白に、大型歌番組に、と引っ張りだこだろう。
そうすると、逆に、今年の選挙での1位の座は、あまり意味のない座のようになるかもしれない。
指原が1位なら、面白ろ,おかしく、笑わせてくれる曲になるだろうし、
たかみなやゆきりん1位なら、それなりにサプライズの、そして悲願の1位として盛り上がるだろう。
しかし、それ以外のメンバーが1位になっても、何か夏の線香花火みたいになってしまう気もする。
年末のビッグ・イベントのほうが話題を集めてしまって...
了