『ミス・パイロット』で感動~~!! | 超絶メタアナリシス

超絶メタアナリシス

~女性アイドル論を中心に、政治・経済、スポーツ、芸能などなど、時事問題を独自の視点で分析~
☆☆☆ 都心(台東区)在住です ☆☆☆

掘北真希ちゃん主演の火曜ドラマ『ミス・パイロット』...


爆発的な高視聴率ではないけれど、なかなかいいです。
ほんと、いいですよぉ。


いいところを列挙しませう。


1.無理に視聴率を取りに行こうとしていないところがいい。
  脚本は、肩に力が入っていないと思います。


2.パイロット候補生たちの”初々しさ”がいい感じ。
  足の引っ張り合いなんてしないんです、彼らは。
  みんなで励ましあって、助け合います。本当の仲間なんです。
  まるで、昭和の青春ドラマを思い出します。


3.やっぱり、”空”っていい...
  白い雲がぽっかり浮かんだ青い空のシーンが多いも多い...
  ♪あーおいそらー... しーろいくもー...
  って歌を、思わず口ずさんでしまいます。


4.先輩パイロットやアテンダントが、またいい。
  パワハラなんて無いんです。
  職場も、寮母さんも、いい人ばかりだ。
  悪役がいないドラマなんてあったのかい?、って感じです。


5.舞台がまたいい。
  地方都市じゃなく、首都東京の、それも品川から羽田界隈といった
  いい感じのところを使ってる。今までは...
  そして、これからアメリカ編。
  これまた、さらにいい感じですよね...


まだまだありますが、このへんにしますか。
あとは、ご自分でチェックしてみてくださいな。


とにかく、暗いシーンだとか、争うシーンだとか、問題発生して次に持ち越しとか、
そんな脚本が無いんですよ。


だから、面白くないっちゃ、ないんですが、
仕事で疲れて帰ってきた身には安心して見れるドラマ、って感じなんです。
毎回毎回、すがすがしく終わるんです。


たまには、こういう展開のドラマがあってもいいじゃありませんか。


そして、感動シーンですが...

正直いって、これまでは少々青クサかった...


しかし!


昨晩は、ちょっとカンドーしました。
以下、そのシーンをば。


堀北真希ちゃん演じる主人公の手塚晴。
彼女は、パイロットへ向けての訓練の過程の中で、壁にぶつかって悩みます。

コックピットに同乗するテスト飛行ですっかり自信をなくすのです。
「あたしには向いていないんだわ」と。
そして、とうとう辞める決心をしてしまうのです。

しかし、先輩教官たちは、そんな彼女をもう一度、テスト飛行にさそいます。

そして、このシーン...


主操縦士であり、手塚の採用者でもある篠崎。
副操縦士であり、先輩女性パイロットの朝倉。
この2人の背後で身を縮こまらせる手塚。


突然、篠崎から朝倉が元・高所恐怖症だと明かされ、手塚は驚きます。


さらに、揺れることに注意を促すアナウンスを乗客にする朝倉は、
「風に揺れるのは通常のことです。
 飛行機は逆風と向かい合ってこそ、上昇できるのです。」
とコメントします。


手塚は、その言葉にハッと気づきます。
壁にぶつかって、悩んで、辞めようとした自分の弱さと情けなさに...


また、人間というものは、逆風の中を立ち向かってこそ成長があるのだということを
この先輩女性パイロットのコメントから学ぶのです。

人間も飛行機とおんなじだ、と。


まさに、カンドー!! です。


なかなか言葉だけでは伝わらないかもしれませんが、私は感動しました。


皆さん、いかがでしょうか?