皆さん、こんにちはニコニコキラキラ

 

今日は、多くの方からお問い合わせをいただく
スプロケット丁数変更(2次減速比の変更) について、
実はあまり知られていない “落とし穴” と “正しい解決方法” をまとめました。

 

特に最近のバイクは電子制御が非常に高度になっているため、
昔のバイクのように気軽に丁数変更すると予期せぬ不具合が出る
ケースも増えています。

スプロケット変更を安全に楽しむためにも、ぜひ最後までお読みください。

 

■CBR1000RR-Rシリーズは2次減速比を大幅に変更するとギア表示が "-" となり、クイックシフターが使えなくなります

 

 なぜ今のバイクはスプロケット丁数を変えると不具合が出るの?

 

現代のバイクは「電子制御とECUの計算前提」が非常にシビアだからです。

ECU にはあらかじめ、

  • 一次減速比

  • 二次減速比(スプロケット丁数)

  • 各ギア変速比

  • タイヤ周長
    などが出荷時の「正しい値」としてプリセットされています。

ECUはこれらの数値をもとに、

  • トルクの計算

  • クイックシフター(UP・DOWN)制御

  • トラクションコントロール制御

  • エンジンブレーキ制御

  • エンジン出力調整

  • etc...

など、実に多くの演算を行っています。

つまり、この状態からスプロケット丁数を変更すると...

 

ECUが前提にしている値と実際の車両がズレる
→ バイクは「想定外の動作」をしてしまう

ということです。

 

 

HRC(Honda)や KRT(Kawasaki)YOSHIMURA EMPro(Suzuki)から販売されている "レーシング・キットECU" と呼ばれている ECU は、付属する専用ソフトウェアを利用して、ECU内部の2次減速比や各ギア変速比の数値が変更できるようになっております。

 

選手権ではさまざまなサーキットを転戦するため、2次減速比を変更する頻度が高く、何かしらの仕様変更が生じたら、必ずECU側も変更します。

 

マニュアルの注意書きにも、"入力間違えは誤作動の原因"、"失火等の不調が出る"、"必ず車両の状態に合わせて入力" とある通り、本来はECU側でも必須対応が要求されるものです。

 

 スプロケットを変えた時によくある不具合

 

そのままスプロケット丁数を変えると、以下の不具合が発生しやすくなります
また、一部の不具合はエラー表示や体感を伴わないものもございます。

ギア表示が “–” になる

走行中に、突然ギアポジションが「不明(–)」と表示されることがあります。
この状態になると、クイックシフターをはじめ、一部の電子制御機能が正常に動作しなくなる場合があります

● クイックシフターが滑らかに動作しない

 

スプロケットの丁数を変更すると、
シフトアップ時の失火・復帰動作” や “シフトダウン時の目標エンジン回転数に合わせたブリップ動作” などの各種制御に影響が生じます。

その結果、純正状態と比較して以下のような不具合が発生する場合があります。

  • ギアが入りづらくなる(ギア抜けを伴う可能性あり)

  • シフト時のスムーズさが損なわれる

  • 最悪の場合、完了判定が遅れて制御が二重に入ってしまう


● トラクションコントロール(TC)が不自然に介入する

または逆に
介入されにくくなる=実は危険な状態 になる場合も。

TCは大きく滑り始める手前(=前後輪タイヤの回転差増大)から段階的にパワーを制御しています。


初期段階の介入(点火時期の遅角 など)では ”TCランプ” 点滅を伴わず、ライダーが気づかない程度の微介入 であることが多いため、不具合によって過度に介入することで、

知らず知らずのうちにパワーが削られて遅くなるガーン

ということもあるのです。

 

 丁数変更を“安全に楽しむ”にはどうすればいい?

 

確実に言えることは...

2次減速比(スプロケット丁数)を変更したら、ECU側も同じ設定に合わせること。

高速巡航 を楽にしたり、
サーキットレイアウト に合わせたり、
ジムカーナ仕様 にしたりと、
スプロケット丁数変更でライディングを最適化したいケースは非常に多いです

しかし、電子制御を正常に動作させたまま使うには、

実際の丁数」=「ECU内部の設定値

にする必要があります。

 

例)CBR1000RR-R (2020年モデル)

純正が [F16-R40] のところを、

カスタムで [F16-R45]  に変更した場合、

2次減速比は ”2.500 → 2.813” へと変化し、約+12.5%の誤差 が生じます。

この誤差を補正するため、ECU内部の設定値を [F16-R45] に合わせて調整します。

 

 MotoJP の “スプロケット丁数変更オプション” とは?

 

MotoJPでは、通常のECUチューニングに追加して

▶ +5,500円〜11,000円(車種別)で

ECU内部の設定値(2次減速比)を実際の2次減速比に合わせて調整します。

ご希望のスプロケット丁数に変更した後、
実際の2次減速比をECU内部の数値” に正しく反映 させることで、

ギアが正しく表示される
QS(クイックシフター)が正常に動作する
TC(トラクションコントロール)が正常に作動する
安定した電子制御を維持したまま丁数変更を楽しめる

といったメリットがあります。


注意 極端な丁数変更は調整後も不具合が生じる可能性があります
注意 丁数変更の都度、ECUの再設定(再チューニング)が必要になります

 

 スプロケット丁数変更 対応車種 - 2025年12月8日 -

 

   HONDA   

✅CBR1000RR-R(SP) 2020-2025

✅CBR1000RR(SP1/SP2) 2017-2019

✅CBR600RR 2021-2025

✅CB650R (E-Clutch) 2023-2025

✅CBR650R (E-Clutch) 2023-2025

✅CBR250RR 2020-2025

✅CB1000R 2018-2023

✅CB1300(SF/SB) 2021-2025

 オプション料金:+5,500円 

 

   KAWASAKI   

✅ZX-25R(SE/RR) 2021-2025

✅ZX-4R(SE/RR) 2024-2026

✅ZX-6R 2019-2026

✅ZX-10R(SE/RR) 2016-2025

✅ZX-14R 2016-2020

✅Z900 2017-2019

✅Z900RS(SE/CAFE) 2018-2025

✅Z1000(R Edition) 2017-2022

✅Ninja1000 2017-2019

✅H2 (Carbon) 2015-2021

✅H2SX(SE/SE+) 2018-2020

✅ZH2(SE) 2020-2026

 オプション料金:+11,000円 

 

   SUZUKI   

✅GSX-R1000R 2017-2022

✅GSX-S750 2017-2022

✅GSX-S1000 2015-2025

✅GSX-S1000GT 2022-2025

✅KATANA 2019-2025

✅HAYABUSA 2021-2025

 オプション料金:+5,500円 

 

注意 上記に記載が無い車種・年式は承っておりません。

 

 申込み方法

 

オーダーフォームから MotoJPチューニングをご依頼いただく際、

 

▶ 通信欄に

四角グリーン変更後のスプロケット丁数(フロント □丁・リア □丁)
四角グリーンスプロケット丁数変更 オプションを希望

と記載いただくだけでOKです。

 

▶ 記入例

注意 記載が無い場合は実施されませんのでご注意ください

 

▶ オーダーフォーム

 

 

 

 まとめ

 

 

スプロケット丁数変更 は、
バイクのキャラクターを大きく変える魅力的なカスタムですが、

❌ 現代の電子制御バイクでは「ただ丁数を変えるだけ」は危険注意
ECU側の設定変更 が推奨されます

MotoJPは、
電子制御を正常に保ちながらスプロケット丁数変更を楽しむ」という
最も難しい領域をサポートします。
 

ぜひ一度ご相談ください。

 

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ECU Tuning, Performance Parts

株式会社MotoJP

〒245-0064 神奈川県横浜市戸塚区影取町1771-2

Tel: 045-392-3308 Fax: 045-392-3306

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定休日: 火・水曜日

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