皆さん、こんにちは
先日は2024年モデルのMT-09シリーズをリリースしたばかりですが、開発ラッシュは止まりませんよ
今回は特にリクエストが多かったこちらの車種...
◆左から 2020-2022年、2023年、2024-2025年モデルです◆
KAWASAKI ZH2・ZH2(SE)シリーズです
既に ZH2・ZH2(SE) 2020-2022年モデル はリリース済みでしたが、微妙に変更された2023年モデル 及び 2024-2025年モデル(現行)については開発未着手でしたので、今回、開発車両を募ってサービス開発が実現しました
ご協力いただいたお客様につきましては心から御礼申し上げます
ZH2・ZH2(SE) 全年式の対応が完了いたしましたので、本日からサービス受付開始とさせていただきます♪
また、リリース済みのZH2・ZH2(SE) 2020-2022年モデルにつきましても、4シリンダー独立燃調マップの受付を開始いたします♪
ZH2 2020-2022年モデル - 独立燃調マップ追加
ZH2(SE) 2021-2022年モデル - 独立燃調マップ追加
ZH2(SE) 2023年モデル - NEWリリース+独立燃調マップ
ZH2 2024-2025年モデル - NEWリリース+独立燃調マップ
ZH2(SE) 2024-2025年モデル - NEWリリース+独立燃調マップ
基本メニュー 66,000円
① 点火マップ 調整
(最適化)
② 電子スロットル開度マップ 調整
(フルパワー化)
★SPORTS/ROADモード(RIDER:Fモード)フルパワー化
③ アクセルオフ時の燃料カット 調整
(ドンツキ・エンブレ軽減)
④ スピードリミッター 解除
オプションメニュー① +11,000円
⑤ 燃料マップ 調整
(MotoJPオリジナルマップ適用)
★4シリンダー独立燃調マップをご用意★
★ノーマルマフラー、スリップオンマフラーまで対応★
⑥ アフターファイア 調整
リリース記念特典
リリース記念につき、下記特典を発表させていただきます♪
2025年2月28日(金)までにお申込み頂ければ、
4シリンダー独立燃調マップ「オプションメニュー①」(11,000円 [税込] 相当)が無料でご利用いただけます♪
対象車種・年式
ZH2・ZH2(SE)シリーズ全年式
MotoJPスタッフが時間を惜しまず製作した4シリンダー独立燃調マップがなんと無償
この機会に是非ご利用ください
ZH2・ZH2(SE)シリーズ全年式の対応
今回は ZH2・ZH2(SE)シリーズ全年式 が ECUチューニングサービス ならびに 4シリンダー独立燃調 に対応できるよう、アップデート開発・新サービス開発の両面で進めて参りました
今回、4シリンダー独立燃調のためにエキゾースト・パイプを取り外す工程がありましたので、新旧マフラーの徹底比較を行いました
2020-2023年モデルの純正エキゾースト・パイプ
2024-2025年モデルの純正エキゾースト・パイプ
左側が2020-2023年モデル 右側が2024-2025年モデル
手前が2020-2023年モデル 奥が2024-2025年モデル
下側が2020-2023年モデル 上側が2024-2025年モデル
うーん...形状は全く同じですね
違いは触媒後ろのO2センサー用ボス穴が追加されただけでした
2024-2025年モデルはO2センサー取付ネジ穴が両サイドに設置
2020-2023年モデルはO2センサー取付ネジ穴が右側のみ設置
しかしながら、ECU内部の主なベース・マップに対しては変更が無かったため、今回は全てのモデル・年式に共通で利用可能な4シリンダー独立燃調マップを開発しました
4シリンダー独立燃調はその名の通り、すべてのシリンダーの燃焼状態を測定・調整する必要があるため、エキパイ集合部よりも上流にO2センサーを設置する必要があります。
純正マフラーは#1#4、#2#3にそれぞれバイパスパイプが設置されているため、4シリンダー独立燃調を行うための穴あけ箇所はかなり高い位置となります。
※バイパスパイプ以降に設置すると他のシリンダーの残留ガスが混ざってしまうため
また、ご覧のようにラジエーター冷却ファンとエキパイの付け根がかなり近い位置にあるため、本当にギリギリを攻める必要がありました...(失敗できない)
バイパスパイプより高い位置で冷却ファンやラジエーター、ホース、フレーム等に当たらない位置は1か所だけ存在したため、ピンポイントに溶接位置を決定しました
恐らく、ここまで手間をかけてマップ製作しているところは他に無いと思います...。
準備までかなりの時間とコストがかかりましたが、スーパーチャージャーエンジンをモーターのようにスムーズに回すために必要なことなので、スタッフ総出で頑張りました
4シリンダー独立燃調
ZH2シリーズは全年式において、高回転時に電子スロットルが全開にならない仕様です。
そのため、電子スロットル開度マップ 調整にてフルパワー仕様とすることで、大幅な出力向上が見込めます。
さらに、今回は4シリンダー独立燃調によって本当に綺麗フラットなトルクカーブとなりました
◆横軸 - ブースト圧
◆縦軸 - エンジン回転数 [RPM]
◆赤色に近いほど 空燃比が薄い、緑色に近いほど 空燃比が濃い を表します
※パフォーマンスを優先した空燃比と比較した場合の評価
今回は スーパーチャージャー搭載車両 ということで、常用域は 吸気管内圧力 に依存した燃料噴射量をベースとしているため、横軸が ブースト圧 の 空燃比分布 を製作しました
今回スロットル100%(全開)時の空燃比分布は公開しておりませんが、常用域+αは薄い領域が多く、このことがスロットルの反応が遅い(ダイレクト感が無い)症状の原因の一つとなっております。
4シリンダー独立燃調により、アクセルオフ~オンにする瞬間をはじめ、細かいレンジでエンジン・レスポンスが手に取るようにはっきり分かるようになり、徐々にブースト圧がかかってトルクが増していく様子が鮮明に分かるようになります
ありあまる大パワーだからこそ、スムーズにトルクを繋げていける方が楽しいですし、いざサーキット走行で本領発揮する際も楽しんで頂けるかと思います
基本的な開発コンセプトは過去の2020-2022年モデルと統一しておりますので、詳しくは過去のブログをご参考ください
チューニングによって見込める効果
本サービスの実施はスーパーチャージャー搭載車両につき、燃料マップ調整が不可欠となります。これにより、基本チューニングと合わせて下記のような効果が見込まれます
ZH2本来のパワーを存分に発揮
アクセルオフ~オンのリニアリティの向上
常用域トルクの向上
サーキット走行を見据えたリミッター解除
◆SPORTS/ROADモード(RIDER:Fモード)
街乗りやサーキット走行問わず、どんなシーンでも乗りやすく、スムーズにトルクを発揮できるようなチューニングを目指し開発いたしました
皆様のご依頼を心よりお待ちしております
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ECU Tuning, Performance Parts
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