皆さんこんにちは♪
ついに...
現車セッティング相談(独立燃調)
こちらのサービスが受付開始となりました
◆現車セッティング相談に関する情報は上記ページをご確認ください
今までに無かった、究極の現車セッティング の誕生です
現車セッティング相談(独立燃調)とは?
現車セッティング相談 とは、お客様の車両をシャーシ・ダイナモに載せ、空燃比を測定しながら燃料噴射量の調整(燃調)を行います。
通常 は エキゾーストパイプの集合部 に 空燃比センサー を 1つ 取り付けて空燃比を確認するのですが、独立燃調 は 各シリンダーのエキゾーストパイプ に 空燃比センサー を シリンダー数分 取り付けて空燃比を確認するため、高精度な燃調が可能となります。
◆現車セッティング相談(通常)は 集合部以降に空燃比センサーを1つ取り付け
◆現車セッティング相談(独立燃調)は 各エキゾーストパイプに空燃比センサーをシリンダー数分取り付け
燃調の基本 は 空燃比を適正値に収束させること です。
そのため、まずは 空燃比を見ないことには 燃調 のやりようがありません ので、空燃比センサーの取り付けが必須となります。
※インジェクション車両はキャブレター車両とは異なり、乗ったフィーリングやプラグの焼け色を見ながらどうこう...とはいかないのです
しかし、マルチシリンダーエンジンの場合、各シリンダーにセンサーボス(穴)を設置しなければならない ため、準備だけでもかなり大変...
...というのもあり、周りを見渡しても 多くは集合部に空燃比センサーを取り付けて燃調する方法に留まっています
そこで、弊社は シリンダーごとの燃調 を 独立燃調 と称して始めてみよう という形でサービス化を進めてきました
最初は 弊社デモ車両をベースに様子を見てきましたが、独立燃調で製作したマップがめちゃくちゃ好評でしたので、一般のお客様にも独立燃調を受けていただきたい
ということでサービス受付を開始いたしました
今できる最高の方法でセッティングしてください
ということでしたら、現車セッティング相談(独立燃調)しかありません
YZF-R1M 2018-2019 独立燃調 - 準備編 -
前置きが長くなりましたが、今回は YAMAHA YZF-R1M 2018-2019 の 現車セッティング相談(独立燃調)をご紹介させていただきます。
お客様はサーキットメインでマフラーは AKRAPOVICフルエギゾーストマフラーです。
オーダーフォームで現車セッティング相談(独立燃調)をお申込み頂き、予約日時に車両をお預けいただきました。
センサーボス取付の位置決め〜マーキングした上でマフラーをすべて取り外し、溶接加工を専門とする業者様に郵送します。
マーキングした箇所(4か所)にセンサーボスが取り付けられ、エキパイが帰ってきました。
車両をシャーシダイナモに載せ、空燃比センサーを取り付けて空燃比測定を開始します♪
このようにオイルクーラーやラジエーターがある場合、これらを避けるように空燃比センサーが取り付けられるよう、センサーボスを設置しなければなりません。
空燃比センサーを取り付けると、上の参考動画のようにエンジン稼働中の各シリンダー(#1#2#3#4)の空燃比がそれぞれ見れるようになります♪
各シリンダー(#1#2#3#4)から取得した空燃比をもとに、適正値に収束するよう燃調を繰り返すのが現車セッティングのゴールです。
YZF-R1M 2018-2019 独立燃調 - 調整編 -
準備が整いましたら、いよいよ空燃比を確認する作業に移ります。
弊社が所有するデータロガーを起動し、車両の診断コネクターから取得できる診断情報(エンジン回転数、スロットル開度)と各シリンダーの空燃比を同期しながらロギングし、空燃比分布を作成しました。
◆横軸 - 電子スロットル開度 [%]
◆縦軸 - エンジン回転数 [RPM]
◆赤色に近いほど 空燃比が薄い、緑色に近いほど 空燃比が濃い を表します
※パフォーマンスを優先した空燃比と比較した場合の評価
その結果、4シリンダーが見事にバラバラな空燃比分布となりました
過去に現行モデルのYZF-R1をセッティングしましたが、似たような感じです。
エンジン回転数 x スロットル開度 の分布で見るとこんな感じですが、試しに エンジン回転数軸(スロットル開度は全開固定)だけで見た場合、こんな感じのチャートになります。
低回転(左側)のシリンダー2は、なんと空燃比20近く...と失火寸前(いや、確実に失火してる)となっているが、他のシリンダー(#1#3#4)の空燃比が悪くないので、無理やり回されてる感じになってます...
シリンダー2が薄々で足引っ張っちゃってめちゃくちゃかわいそうな状態です...
よく、クロスプレーンエンジンは燃調が難しい(決まりにくい)と良く言われますが、難しいのではなく、これだけズレてると4シリンダーの燃調をそれぞれやらない限り決めようがないのです...
どれだけ丁寧に集合部の空燃比を測って燃調しても、どこかのシリンダーは調子よくても他がダメ という感じになり、結局はあまり良くならない...という残念な結果になりかねません...
たまたまシリンダー間のズレが少なければ、集合で見てもおおよそ良くなりますが、シリンダーでバラけてるからどうかすらも見れないのです。
独立燃調 はこうしたシリンダー間のズレを可視化できるだけでなく、ファンネルやマフラー形状の見直しに役に立つ情報を発見できたりするので、とても有用なんです
独立燃調でセッティングした車両はふけ上がりがスムーズで音質も変わります
粒が揃った気持ち良い音になり、レスポンスも軽くなります♪
オートブリッパーのブリッピングも気持ちよくなり、レーシーな気分に浸ることが出来ます
パワーカーブも綺麗な形に収まりました♪
今後の走行が楽しみになりますね♪
この度は 現車セッティング相談(独立燃調)をご依頼いただきありがとうございました
現車セッティング相談(通常・独立燃調)は 気温が低い 秋~冬のみ受付しております。
気温が高い 春~夏 はそもそもセッティングに向かないため休止しております。
受付人数も限りがございますので、今シーズンのセッティングをご希望のお客様はお早めにご検討ください♪
※現車セッティング相談は車種・年式が限られますので、詳細は下記ページをご確認ください
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