毎日ヘルパーさんに、母の財布の中のお金を補充してもらっている。


2000円になるまで補充してもらう。財布に1000円しかなかったら1000円補充。0円なら2000円補充。2000円あれば補充しない。


これを毎日やってもらっている。(お金は月初にまとめてヘルパーさんに送金)


これまで母へ直接まとめて送金していたが、それでは最近、10日ほどで全部使ってしまうようになってきたので、この作戦に切り替えた。


これを始めたお陰で、生活費だけで8万以上使われていたのが、5万以下に抑えられるようになった。


母は最初こそ抵抗していたが、次第に慣れ、今ではすっかり定着した。


2000円渡す日が半分、1000円の日が半分。だいたいこんな感じだった。
 
 
 
しかし、最近3日連続で2000円を渡していると連絡が入った。


すぐに母に電話。


母「昨日もおとといも1000円ずつしかもらってないで!」


僕「そんなことない!こっちはちゃんと連絡もらってるんや!」


母「・・・」
 
 
 

ウソをついてもバレる。
 
 
 

僕「何に使ってるんや?」


母「医者行ったり、薬代とか・・・」


僕「医者代と薬代の支払いは、ヘルパーさんがやってるのに!」
 
 
 

ウソをついてもバレる。
 
 
 

母「その薬違うで!ノバコデやで!」
 
 
ん?
 
 
母「咳がなかなか止まらんから、ノバコデ買うて飲んでるんや。」
 
 
 
ノバコデか・・・。
 
 
 
まずこの読者には「ノバコデ」のことを知っている人はいないと思う。


かなりマイナーな、小瓶に入っている液体の咳止め薬(葛根湯みたいなもの)で、


昔、母がたまたま「咳に良い」ということで知り合いにもらい、


それがビックリするぐらい効いたため、それから愛用している。


だから僕が実家に帰ったときに、少しでも咳をすると、


「ほらノバコデ飲んでみ!すぐ治るから!」と言われるが、そんな怪しげなものを飲みたくないので一度も飲んだことがない。
 
 
 
僕「毎日ノバコデ買ってるのか?」


母「そうや」


僕「そんなん飲まずに、医者へ行って薬をもらえ。」


母「なんで!ノバコデ効くのに!」


僕「ノバコデっていくらするん?」


母「千円やったかな?もっとかな?忘れた。」
 
 
 
ハー!千円もする薬を毎日買って飲んでいるのか?
 
 
 
心配になり、ヘルパーさんに、金額と服用量を確認してもらうことに。


翌日返答あり。


ヘルパーさん「ノバコデの件は以前から私どもも心配していました。ノバコデを確認しましたところ3本1050円です。1日1回1瓶ずつ飲むところを、お母様は1日に3瓶飲んでおられました。注意させていただきました。」
 
 
 
わーお!
 
 
 
すぐに母に電話。


僕「1日1本やぞ!それやのに3本も・・・。

それに咳止め薬なんかキツイ薬やのに・・・そんなん毎日飲んでたら死ぬぞ!」


母「死ぬか!」


僕「それはたまに飲む薬や。しかもいっぱい飲んでたら死ぬぞ。ホンマやぞ!」


母「死んでもエエやん!私なんか死んだ方がエエって思ってるんやろ!」


僕「死んでもエエけど、金使うな!」

 :

(子供のケンカのような会話が続くため省略)
 
 
 
 
ヘルパーさんからは


「薬局に売らないように相談してはいかがでしょうか?」とアドバイスを受けた。


 

 

 

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