先日行われたOVER ALL、すでにブログ等で紹介して下さっている方も多数いらっしゃいます。そんなブログを拝見したり、実際に現場に居た方からお話を聞いたりし、リザルトやイベントの模様では無く、少し違う部分に触れてみようと思います。

今回のOVER ALLですが、結果から言うと17インチ+ロードタイヤ(レーシングレイン)勢には厳しいレースでした。それは雨でダート部分のコンディションが極端に悪く、ロード区間までドロを引っ張り、21インチ+ブロックタイヤより17インチ+ロードタイヤが有利な点があまり無かったからです。

しかし、今回のレイアウトで晴天続きのドライ路面だったらどうだったでしょう?。オフ区間には17インチモタード車両でも飛べるジャンプが設置された選択コースが有り、ロード区間は17インチ+ロードタイヤの方が断然有利となります。

今回のコース、ダート部分は三本の選択コースが有り、見せ場として立体交差を作り、イベントとして楽しめるよう数々の試みがされていました。

残念ながら直前の雨のため路面コンディションはマッディな物でしたが、天気ばかりは神のみぞ知り得る領域です。当日、立体交差を越える事自体難しかったり、ゲストテントの件だったり、色々と意見がある方もいらっしゃると思いますが、ここでは違う面を書かせて頂きます。



前置きが長くなってしまいましたが、タイトルのPRIDE 。今回のイベント、参加された選手の方々には様々なPRIDEが有ったと思います。

例えば、プレジデントに輝いたジョーズ選手。スーパーモタードのオールスターPROクラスのスターライダーで有り、今回のイベントも勝つために途中からホイルを変更してプレジデントの座をもぎ取りました、これも素晴らしいPRIDE だと思います。

ジョーズ選手のみならず、上位に入った選手の方々は観客を盛り上げて下さりながら、御自身のPRIDEに掛けて上位を狙い、入賞したのだと思います。

そして、違う形で PRIDE を見せた選手もいらっしゃいました。

このOVER ALLには異種格闘技的な要素も有り、モタード代表、モトクロス代表、ダートトラック代表、街乗り代表、様々なライダーがいつものスタイルで参戦し、だれが速い??、と言うのも楽しみ方の一つです。

ダートトラックの大森選手はダートラマシンで戦い、モトクロスの中村選手はモトクロサーで、そしてモタードでもPROの選手で21インチが用意出来るのにあえて17インチで走ったライダーがいます。また、ライトクラスやフェザークラスでは様々な思いでマシンを選択し、それぞれのスタイルで参加し、楽しんでいました。

今回、密かに優勝をねらっていた(かもしれない??)モタードPROライダーの小林選手、佐々木選手。また遠くから参加して下さいました森本選手、軽量マシンで狙っていた山下マー選手、皆さん17インチでドロにはまりながら果敢に攻めていました。

モタードライダーとしてジョーズ選手や松本選手とは違う形のPRIDEを見せた小林選手達。転倒はするし、スタックはするし、、、、あまりカッコ良くは見えなかったかも知れません。しかし、17インチに拘って走ったPRIDEは凄くカッコイイと思います。

そして、自分の好きなマシンで、好きなコスプレをしながら、レースを戦った選手の皆様も、それぞれPRIDE を貫いた HERO だと思います。

上位入賞した選手はもちろん素晴らしく、様々なブログ等で紹介されますが、このブログではちょっと違う形のHEROを紹介してみました。

改めてプレジデントに輝いたジョーズ増田選手、二位の中村選手、三位の松本選手、おめでとうございます。

そして、様々な形で PRIDEを見せてくれた参加された全ての選手の皆様、ありがとうございます!。